King Crimsonのライヴに行ったところ、手渡された広告の束の中に驚きの1枚が!
2013年のGenesis Revisited Tour以来熱望していた再来日、今回はGenesisナンバーに加えてソロ曲も含まれます!!
Spectral Mornings, Everyday, Jacuzzi, Blacklight etc...聴けるのでしょうか??
川崎・大阪 各1公演・・・大阪も行くべきか、悩ましいです。
2015年12月14日月曜日
20151210 King Crimson Live at Shibuya Bunkamura Orchard Hall
開演前のひととき |
少し前にロバート・フリップの引退宣言がありましたが、その原因となったレコード会社との係争がクリアになったことで活動を再開したと聞き、今回こそは行かねば!と思い立ったのです。
Tシャツは迷いましたが... |
個人的な最高作「太陽と戦慄」と、上の2枚に。(Redもカッコよかった!) 1stや今回の「ひとつ目」は、着て歩く勇気がありませんでした(笑) |
事前情報も敢えてシャットアウトしていました。
日中はなんとかもっていた天気が、ホールに到着する頃には雨となり、今住んでいる仙台とそれほど変わらない寒さに。
開場まで呑気に、吹き抜けから見える下のフロアのクリスマス・イルミネーションをボケーっと見ていました。
今回はトリプル・ドラムという編成。もはやこれすらも「変則」という範疇に入らないのでは?と思わせるのはクリムゾンならでは。
メンバーは以下のラインナップ。
ロバート・フリップ(G)
ジャッコ・ジャクスジク(G/Vo)
メル・コリンズ(Wind Instrument)
トニー・レビン(B/Chapman Stick)
パット・マステロット(Drums/Perc)
ギャビン・ハリソン(Drums)
ビル・リーフリン(Drums/Mellotron/key)
クリムゾンのライヴのイメージといえば「古い曲はやらない(やっても『太陽と戦慄pt.2』『Red』くらい)」「即興が多い(特に今回はスタジオ新作がないので、勝手に想像していました)」と思っていましたが...
延々と白玉和音の弦楽のような環境音楽が、癒し空間を演出する開演前のホール内。
時間を少し過ぎて暗転すると、フリップによるアナウンス(テープ?)が流れ、静かにメンバーが登場。
客席からの拍手も実に穏やかで、これまで観てきたどのライヴ(ミュージカルやダンス・パフォーマンスなども含め)とも比較しようのない独特の雰囲気でした。
いきなり!そしてしっとりと「ポセイドンを追って(×のめざめ)」のラスト曲「Peace / An End」でスタート。
デビュー作「クリムゾン・キングの宮殿」から70年代の最終作「Red」までの名曲がふんだんに盛り込まれ、新曲「Meltdown」やドラム・アンサンブル、「Vroom」「Level Five」などの"比較的"新しい曲も丁度良いくらいに挟まれた、正に最高のコンサートでした!
クリムゾンというと、常に真の意味でのProgressを自らに課し、そしてファンも求めてきた、非常に稀有な存在だと認識しています。
その分、1980年代からの後追い世代である私としては、リアルタイムの「ディシプリン」期や'90年代のメタル・クリムゾン期は「普通に好きだし進化を続ける姿も素晴らしい。でも'70年代の名作群ほどではない」と、なんとなくではありますが、思っていたのだと思います。
今回のライヴは例えるなら、ABWHや近年のスティーヴ・ハケットのように、(特に日本では同時代に聴けた人が少ない)往年の名曲を「懐メロ」としてではなく、ダイナミックに再生してくれた素晴らしい機会だったと思います。
ABWHでは、誰もライヴでは聴けなかったビル・ブルーフォードがいる「危機」の楽曲が、クリムゾン組の超タイトなリズム隊によって蘇りました。
スティーヴ・ハケットでは、彼以外は全て次世代のミュージシャンで構成されていながらも、忠実かつラウドに、若々しいサウンドで70'sジェネシスの名曲たちが再現されました。
2015のクリムゾンは、オリジナル・メンバーはフリップのみ(まぁごく初期からそうでしたが)ではありましたが、ブルーフォードより古いメル・コリンズの復帰もありましたし、安定のトニー・レヴィン、パット・マステロットも健在です。
21st Century Schizoid Bandでフロントマンを務めた、元Level 42のジャッコ・ジャクスジクは、グレッグ・レイクやボズ・バレル、ジョン・ウェットンらが唄った曲もしっかりと聴かせてくれる実力者でした。時にトリプルドラムの音量・音圧にヴォーカルが消されてしまう場面もあって、そこはちょっと可哀想でしたが...。
彼のギターはエイドリアン・ブリューほどの存在感はないものの、この選曲だからこそしっくりくるソツのないプレイで、フリップおじいちゃんもけっこう多くの場面で彼に任せてゆったりしているようでした。
メロトロンやシンセは、中央のドラムを陣取っていたビル・リーフリン。
70年代の映像ではフリップやデイヴィッド・クロスがメロトロンを弾いていましたが、今回のフリップは本当に監督というか、クリムゾンを名乗るための存在というか、要所要所では圧倒的な存在感を聴かせながらも、観ていてほのぼのさせる存在でした(笑)。
セットリストは日によって異なるようで、クラシックナンバーをやってもそこは流石クリムゾンと言えますね!
私個人としては「Starless」で本編が終演となり、アンコールで「Larks'~ pt.1」から始まった流れが最高に痺れました。「pt.2」「Red」が聴けなかったのはちょっと残念な気もしますが、「アイランズ」からの「The Letters」「Sailor's Tale」も聴けたのでプラマイ→大プラスです!
時間とお金があればもっと観たいと思わせる、本当に素晴らしいライヴでした。
Setlist(DGMオフィシャルサイトより)
Peace
Radical Action (To Unseat The Hold Of Monkey Mind) I
Meltdown
Radical Action (To Unseat The Hold Of Monkey Mind) II
Level Five
Epitaph
Banshee Legs Bell Hassle
One More Red Nightmare
Vrooom
Easy Money
Hell Hounds Of Krim
Suitable Grounds For The Blues
The Letters
Sailor’s Tale
In The Court of The Crimson King
Starless
- Encore -
Larks’ Tongues In Aspic Part 1
21st Century Schizoid Man
本編終演後。通して超シンプルなライティングでしたが、 この時だけステージは真っ赤っか(Starless)。 この辺りから、声を出さずにはいられなくなりました(曲間だけです 笑) |
アンコールも終わって... ロバート・フリップのとてもジェントルな振舞いに、新たな感動が! |
ラベル:
2015,
King Crimson,
Live,
Prog,
Rock
2015年9月12日土曜日
ASIA・ALPHA
PILが来日して、ジョン・ライドンが表紙の号に、エイジアのセカンド・アルバム「ALPHA」リリース直前、スティーヴ・ハウ インタビューが掲載されていました。
すでに手許にないので記憶でのお話になってしまいますが、このインタビューは興味深かったのでけっこう鮮明に覚えています。
インタビューアは、イエス時代にはメイン・コンポーザーのひとりとして活躍したスティーヴが、エイジアではあまり作曲していないことに触れました。
それに対して彼は、自身をデラニー&ボニー時代のクラプトンになぞらえ、エイジアではいちギタリストとして気楽に楽しんでいる、という趣旨の返答をしていました。
そこまでは良かったのですが、インタビューアは次に余計な一言を・・・。
「ジョン・ウェットンはあなたの曲を『エイジアには向いていない』と言っていましたが?」
これにはスティーヴもムッとした様子で反論。「自作曲の多くは自分の中で暖めているから、殆どオープンにしていない」という感じで返していました。
あの当時、直後に起きたお家騒動は、このインタビューが引き鉄になったんじゃないか??・・・と、中学生だった私は邪推したのでした。
今は、ALPHA製作時にウェットン/ダウンズの曲がゴリ推しされたのは、ファーストからカットしたヒット曲に倣ってゲフィン・レコードが指示したことや、リリース直後のゴタゴタの原因の一つとしてジョン・ウェットンが酷いアル中状態だったことなど、崩壊に向かういくつかの要因が明らかになっていますが、スティーヴとジョンの確執のきっかけは、あのインタビューにあり!と、私は今も密かに思っています。
確か英米の他誌記事転載ではなく、ミュージックライフ独自のインタビューだったと記憶しています。
ALPHAは私の洋学体験の初期、アルバムを買うのも大変な子供時代に手にした1枚なので思い入れはあります。当時はレコードプレイヤーを持っていなかったためカセットテープで購入、それが幸いして「Daylight」(カセットのみのボートラで、EP「Don't Cry」c/w 曲)も聴けました。
今となってはファーストよりも聴く機会はぐっと少ないですが、たまに通しで流すと懐かしい記憶が蘇ってきます。
極上のポップソング「Don't Cry」で幕を開けるこの作品、ファーストとの比較は今も当時も避けられず、その観点ではどうしても見劣りしてしまいますが、ただそれだけで切り捨てるのは勿体ない好盤です。
惜しむらくはプロダクション。キーボードの音に埋め尽くされたバッキングは当時「音の壁」などと評されましたが、全体にリバーブがかかっている印象で各楽器の分離が悪く、演奏の魅力が埋没してしまっているのが本当に勿体ない。
スティーヴ・ハウとカール・パーマーの、良い意味でハチャメチャなエゴイズムが抑えられてしまっているのも残念。
全ての楽曲はウェットン/ダウンズで、多少一本調子な印象も否めませんが、それでも多くの美メロを楽しめます。
個人的にはヒット・シングルを含むA面よりも、地味ながら憂いに満ちた名曲が並ぶB面に魅力を感じます(当時はA面がα、B面がβと名付けられていました)。
部活のない夏休みの午後、自室で仰向けになって窓から顔を出し、このアルバムを聴きながら遥か上空に光る旅客機に思いを馳せた思春期を思い出す、そんなクッサイ1枚です。
2015年9月5日土曜日
Steve Hackett - The Cinema Show/Aisle of Plenty (4.sep.2015 Stockholm)
スティーヴ・ハケット 2015のツアーは、昨年までの「Genesis Revisited」以上に見どころ満載のようですね。
「Acolyte to Wolflight with Genesis Revisited」と銘打たれた通り、ソロワークとジェネシス・クラシックスが山盛りです。
ソロからは「Spectral Mornings」「Ace of Wands」「Clocks」などが披露され、ジェネシス・ナンバーも昨年までの選曲から一新されています。
「Get'em Out by Friday」まで演奏されてるなんて!
さて、最新ライヴ映像で見つけた「Cinema Show」ですが、スティーヴのソロワークで取り上げられるとは、正直、信じられませんでした。
映像は昨日の9月4日、ストックホルムでの演奏。
以前のエントリーでも書きましたが、この曲は確かに、屈指の名曲のひとつに数えられると思います。私も大好きな曲です。
だけどかなり露骨にトニー・バンクスを中心とした、後期トリオ用の曲だと思うのです。
ピーターも居た5人時代の曲にもかかわらず、です。
トリック・オブ・ザ・テイル時代のライヴ映像(下に貼っておきます)でも、後半のトニーのソロパートは、フィル・コリンズとマイク・ラザフォードを従えたトリオの演奏になっています。マイクはギターのカッティングからベースラインまで独り占めです(笑)。
途中のブレイクからスポットを浴びるのは、正規メンバーのスティーヴ...ではなく!、助っ人ヒーローのビル・ブルーフォード。
このパートではスティーヴの姿はどこにも見当たりません。
まぁでも、最新の映像ではスティーヴが楽しそうにマイクのギター・パートを演っているし、ロジャー・キングも若干危ないけれどトニーをトレースしているし、何よりオーディエンスが喜んでいるので、良いのかな。
コーダはジェネシスのライヴバージョンと違って、スタジオ・アルバム「月影の騎士」の流れを踏襲しています。
今回のツアーで日本に来てくれたら最高なんだけどなぁ!
ソロワークの集大成と、前回と異なるジェネシスナンバーを生で聴きたいです。
2012年の暮れからずっとツアーしていますが、その間に追加・変更で演奏された楽曲の数々が魅力的すぎて、たまらんです。
「Get'em Out by Friday」まで演奏されてるなんて!
さて、最新ライヴ映像で見つけた「Cinema Show」ですが、スティーヴのソロワークで取り上げられるとは、正直、信じられませんでした。
映像は昨日の9月4日、ストックホルムでの演奏。
以前のエントリーでも書きましたが、この曲は確かに、屈指の名曲のひとつに数えられると思います。私も大好きな曲です。
だけどかなり露骨にトニー・バンクスを中心とした、後期トリオ用の曲だと思うのです。
ピーターも居た5人時代の曲にもかかわらず、です。
トリック・オブ・ザ・テイル時代のライヴ映像(下に貼っておきます)でも、後半のトニーのソロパートは、フィル・コリンズとマイク・ラザフォードを従えたトリオの演奏になっています。マイクはギターのカッティングからベースラインまで独り占めです(笑)。
途中のブレイクからスポットを浴びるのは、正規メンバーのスティーヴ...ではなく!、助っ人ヒーローのビル・ブルーフォード。
このパートではスティーヴの姿はどこにも見当たりません。
まぁでも、最新の映像ではスティーヴが楽しそうにマイクのギター・パートを演っているし、ロジャー・キングも若干危ないけれどトニーをトレースしているし、何よりオーディエンスが喜んでいるので、良いのかな。
コーダはジェネシスのライヴバージョンと違って、スタジオ・アルバム「月影の騎士」の流れを踏襲しています。
今回のツアーで日本に来てくれたら最高なんだけどなぁ!
ソロワークの集大成と、前回と異なるジェネシスナンバーを生で聴きたいです。
2012年の暮れからずっとツアーしていますが、その間に追加・変更で演奏された楽曲の数々が魅力的すぎて、たまらんです。
2015年9月4日金曜日
Yes Live 11th Dec 1974 Boston King Biscuit Flower Hour Broadcast
クリス・スクワイアが亡くなり、当初は闘病中の代役として擁立する予定だったビリー・シャーウッドが正式にベーシストとして加入、TOTOとのジョイントツアーを進めている模様のYes。
クリスへのトリビュートとして、このツアーを無事に成功させて欲しいものです。
音楽というものは、やはり原初の体験が強烈なインパクトをもたらし、脳ミソにビターンッと記憶されますね。
今回YouTubeから引っ張ってきたLive音源は、私が中学生時代FMエアチェックしたものと同音源。オンエアされたのは'82〜'84年頃の事だったと思います。
残念な事にこれまでの複数回の転居で、録音したカセットテープは紛失してしまいましたが、当時本当に聴きこんだので、演奏の細部にわたる記憶が甦るように呼び起こされてきました。
オープニング「火の鳥」のテープに合わせてドラム、パーカッションがド派手に入り、ベース、メロトロン、エレピ、そして「タッターッター、タッタッ!」というコーラス(これもテープかな?)と華麗に繋がっていく「Sound Chaser」。
私が初めて聴いた「火の鳥」オープニングがコレでしたので、その後で知る事になる定番の「Siberian Khatru」オープニングに馴染むまで、けっこう時間がかかってしまいました(笑)。
パトリック・モラーツ期は'74〜'76年と長く、ライヴ音源が豊富にあるので(スタジオ作が1作なのが残念!)、YouTubeでいくつか聴き比べてみましたが、現時点でこのオープニング・アレンジは「King Biscuit Flower Hour」の音源でしか見つけられないので、私が中学生の頃に聴いたのはこれで間違いないでしょう。
これを耳にした当時の私は、リアルタイムで大ヒットしていたASIAを入口に70'sに興味を持ち始めたばかりで、Yesは解散状態か「90125」を出して華々しく復活を遂げた直後、そんなタイミングでした。
彼らの音楽はラジオで数曲聴いただけ、アルバムはまだ1枚も持っていませんでした。
オープニングの「火の鳥」から、次々と繰り出される超絶な構成と演奏の楽曲の数々に、とてつもない衝撃を受けました。
ある意味このライヴ音源が、私にとっての「Yessongs」かもしれません。
Yesのギタリストって、その時代時代のイニシアティヴを掌握して「音楽の中心」になっているのがダイレクトに伝わりますが、「バンドの中心」ではない事は、これだけの時を経ると分かりますね。
スティーヴ・ハウ、トレヴァー・ラビン、それぞれ大きな原動力でバンドを動かし、存在感も抜群でしたが、それは全てYesという器の中でのこと。その器はジョン・アンダーソンとクリス・スクワイアだったんでしょうね。
2015年8月8日土曜日
2015.12月のKing Crimson来日公演に行きます。
12/21追記:12/10の来日公演レビューはこちらにアップしました。
本日、チケットぴあより抽選結果のメールが来ました。
キング・クリムゾンのライヴは、今回の参加が初めてです。
これまでに行ける機会はあったと思いますが、縁がなかったんでしょうね。
ビル・ブルーフォードは現役引退、エイドリアン・ブリューも脱退となった最新のラインナップ、しかし'70年代主要メンバーのひとりであるメル・コリンズの復帰、21st Century Bandのフロント・マンを務め、スティーヴ・ハケットのGenesis Revisitedでは「Entangled」でヴォーカルを披露していたジャッコ・ジャクスジクの参加に強く興味を引かれました。
そして何より、引退表明をしていた御大ロバート・フリップの現役復帰を見届けないわけにはいきません。
クリムゾンはコアなファンが多い印象があります。また、'90年代以降の彼ら(というかフリップ)の商法自体が、マニア心をくすぐるやり方にシフトしているようにも思います。
私はオリジナル・アルバムは一応揃えていますが、コレクターズ・アイテムの類は持っていません。ライヴ盤も「Earthbound」「USA」のみ。
最近のオリジナル・アルバムの特別版には、多少そそられたりもしましたが...
ジミヘンに「(心臓が近い方の)左手で握手してくれ」と言わしめたフリップとその仲間たち。既に当時のラインナップとは全く異なりますが、そんな伝説を持つ彼らに会いに行こうと思います。
本日、チケットぴあより抽選結果のメールが来ました。
キング・クリムゾンのライヴは、今回の参加が初めてです。
これまでに行ける機会はあったと思いますが、縁がなかったんでしょうね。
ビル・ブルーフォードは現役引退、エイドリアン・ブリューも脱退となった最新のラインナップ、しかし'70年代主要メンバーのひとりであるメル・コリンズの復帰、21st Century Bandのフロント・マンを務め、スティーヴ・ハケットのGenesis Revisitedでは「Entangled」でヴォーカルを披露していたジャッコ・ジャクスジクの参加に強く興味を引かれました。
そして何より、引退表明をしていた御大ロバート・フリップの現役復帰を見届けないわけにはいきません。
クリムゾンはコアなファンが多い印象があります。また、'90年代以降の彼ら(というかフリップ)の商法自体が、マニア心をくすぐるやり方にシフトしているようにも思います。
私はオリジナル・アルバムは一応揃えていますが、コレクターズ・アイテムの類は持っていません。ライヴ盤も「Earthbound」「USA」のみ。
最近のオリジナル・アルバムの特別版には、多少そそられたりもしましたが...
ジミヘンに「(心臓が近い方の)左手で握手してくれ」と言わしめたフリップとその仲間たち。既に当時のラインナップとは全く異なりますが、そんな伝説を持つ彼らに会いに行こうと思います。
2015年7月25日土曜日
Yes- Trevor Horn Concert 2004 (HQ)
もう11年も前の出来事ですが、プロデューサーとして大成したトレヴァー・ホーン(以下トレヴァーH)のデビュー25周年記念コンサートで集ったこのYes、よくよく考えると超貴重なラインナップですね!
Chris Squire
Steve Howe
Alan White
Trevor Rabin
Geoff Downes
最初に観た時は「スティーヴもトレヴァー・ラビン(以下トレヴァーR)時代の曲をトレヴァーRと一緒に、しかもほぼバック・メンバー扱いでも、演れるようになったんだねぇ」と目を細めただけでした。
しかしこれ、Yesが混沌とし分裂した時の、1981〜2年当時のメンバーが揃い踏みです!
スティーヴとジェフはASIAを結成、クリスとアランはトレヴァーRとCinemaを結成→Yes再結成へと進み、袂を別った二組が、二十数年の時を経て一夜限りの融合を果たしていたんですね。
ジョン・アンダーソンがいないことも、当時を思い起こさせる大きな要素です。
トレヴァーHのお祝いなので、彼が絡んでいないASIAの楽曲が演奏されないのは致し方ないとしても、バグルスががっつり取り込まれたYes「DRAMA」から、1曲くらいやっても良かったんじゃないかなぁ。
でもトレヴァーHの、後の大メジャーぶりから考えたらDRAMA自体がマイナーでしょうから、ここにいる客にとってはなんじゃコリャですかね(笑)。
DRAMA好きですけど!
Chris Squire
Steve Howe
Alan White
Trevor Rabin
Geoff Downes
しかしこれ、Yesが混沌とし分裂した時の、1981〜2年当時のメンバーが揃い踏みです!
スティーヴとジェフはASIAを結成、クリスとアランはトレヴァーRとCinemaを結成→Yes再結成へと進み、袂を別った二組が、二十数年の時を経て一夜限りの融合を果たしていたんですね。
ジョン・アンダーソンがいないことも、当時を思い起こさせる大きな要素です。
トレヴァーHのお祝いなので、彼が絡んでいないASIAの楽曲が演奏されないのは致し方ないとしても、バグルスががっつり取り込まれたYes「DRAMA」から、1曲くらいやっても良かったんじゃないかなぁ。
でもトレヴァーHの、後の大メジャーぶりから考えたらDRAMA自体がマイナーでしょうから、ここにいる客にとってはなんじゃコリャですかね(笑)。
DRAMA好きですけど!
2015年7月7日火曜日
Christopher - By Alan White
Yes不動のリズム・セクション、その一翼を担ったアラン・ホワイトより、クリスの死去に関するメッセージがアップされました。
現メンバーでは最後のメッセージとなりますが、それが逆に絆の深さ、強さ、アランの悲しみの大きさを物語っていますね。
アランはずっと、クリスのファーストネームを、フォーマルな「クリストファー」で呼んでいたそうです。彼への尊敬と親愛を込めて。
1972年、ビル・ブルーフォードの脱退を受けて加入したアラン。
それ以前のキャリアは、ジョン・レノンのプラスティック・オノ・バンドなど、Yesとは異なる畑のドラマーでしたが、加入していきなり「危機」のツアーに駆り出され、ビルの穴を見事に埋めました。
構成・技術共にテクニカルな面が強調されるビルとの比較から、過小評価されがちなアランですが、シンプルで安定したリズムを提供しましたし、'74年の「Relayer」ではこれまで以上に複雑な演奏を披露しました。
そして何より、Yesを結成当初から守ってきたクリスの次に、長くバンドに在籍して共に支えてきた人です。
これでひと段落ついたというか、Yesもついに引き際かな、という実感が湧いてきました。
オフィシャル・サイトでは2016年ツアーのチケットまで出ていますけど・・・。
やはりYesにとってクリスの存在は、ジョン、ビル、スティーヴ、リックなどそれぞれのファンが思っている以上に大きいと思います。
2015年7月1日水曜日
Apple Music スタート!
テイラー・スウィフトさんに怒られちゃったMusicですが、本日0: 00より無料トライアルがスタートしました!
iOSは8.4に、Mac or PCのiTunesは12.2(こちらはまだのようです)へアップデート!
※0:00付近ではcoming soon表記でしたが、朝になったらiTunes12.2 UD可能になっていました。
iPhone, iPadではApple IDを入力、個人/ファミリーの選択をすれば、直ぐに音楽をストリーミングして楽しめます。
少し前に始まったLine Musicも楽しんでいましたが、自分のライブラリ内容から、そして登録時の簡単な選択を進めていくと、痒い所に手が届くような選定プレゼンをしてくれるので、楽しさ・使い勝手は圧倒的にこちらに軍配があがります!
普段あまり聴かないようなジャンルに挑戦するにも、良い機会になりますね。
iOSは8.4に、Mac or PCのiTunesは12.2(こちらはまだのようです)へアップデート!
※0:00付近ではcoming soon表記でしたが、朝になったらiTunes12.2 UD可能になっていました。
iPhoneでは既に楽しめたMusic, MacのiTuneではエラー... |
iTunes Radioはジャンルごとに統合されてシンプルなインターフェイスに。 Beatsの番組が一番上に陣取っています。 |
iPhone, iPadではApple IDを入力、個人/ファミリーの選択をすれば、直ぐに音楽をストリーミングして楽しめます。
少し前に始まったLine Musicも楽しんでいましたが、自分のライブラリ内容から、そして登録時の簡単な選択を進めていくと、痒い所に手が届くような選定プレゼンをしてくれるので、楽しさ・使い勝手は圧倒的にこちらに軍配があがります!
普段あまり聴かないようなジャンルに挑戦するにも、良い機会になりますね。
iOSをアップデート、アイコンが赤から白に、音符はグラデーションに |
アーティス検索をかけて「Follow」ボタンをタップ。 聴きたいジャンルを選択していくとGenius機能のように おすすめの音楽を提示してくれ、すぐにフルで楽しめます。 |
Chris Squire 1948-2015 – Tributes from his colleagues, friends and fans
それらがYesオフィシャル・ページでまとまり、公開されました。
現Yesメンバーではジェフ・ダウンズがいち早くツイートしていましたが、スティーヴ・ハウとジョン・デイヴィソンのメッセージもようやくアップされました。
スティーヴからは「彼のいない将来を想像するのは難しい」と、簡潔かつ切実なメッセージが。
一番長くクリスと活動を共にしてきたアラン・ホワイトから、未だメッセージがないのは恐らく、誰よりも大きなショックを受けているからではないでしょうか...
Yesの一時代を築いた元メンバーは当然の事ながら、ジャンルを超えて多くのアーティスト、音楽業界の重鎮達からもメッセージが寄せられています。
これだけのメッセージを見せられると、彼がいなくなってしまったという現実が嫌になるくらいに迫ってきます。
ジョン・アンダーソン、トレヴァー・ラビンから「Brother」と呼ばれているのも涙を誘います。
彼のベースとコーラスを聴けないのは本当に寂しいですね。
YesをYesたらしめ、今まで存続させた、唯一無二の存在。
改めてご冥福をお祈りします。
2015年6月29日月曜日
Forever, Chris Squire !!
1960年代末から活躍するブリティッシュ・バンド YesのベーシストChris Squireが、昨晩亡くなりました。先月末に白血病である事、これから闘病生活に入る事がアナウンスされたばかりでした。
Yesの現編成では唯一のオリジナル・メンバー。
リズム・キープだけに埋没する事なく、時には長いソロパートも受け持つ、ブリブリに主張するメロディックなベースライン。地声が高音のヴォーカリストJon Andersonとハーモニーを取るために、時にはJonのさらに高域をファルセットで唄う個性的な声。
Yesらしさを決定する音と声、といっても過言ではない唯一無二の存在でした。
また、半世紀近くにおよぶバンド活動の中で、めまぐるしく敢行されたメンバーチェンジの多くは「Chrisの電話」によって行われていたと言われるほど、リーダーシップのある人物でした。
大きな損失、喪失感です。。。
RIP...
Yesの現編成では唯一のオリジナル・メンバー。
リズム・キープだけに埋没する事なく、時には長いソロパートも受け持つ、ブリブリに主張するメロディックなベースライン。地声が高音のヴォーカリストJon Andersonとハーモニーを取るために、時にはJonのさらに高域をファルセットで唄う個性的な声。
Yesらしさを決定する音と声、といっても過言ではない唯一無二の存在でした。
また、半世紀近くにおよぶバンド活動の中で、めまぐるしく敢行されたメンバーチェンジの多くは「Chrisの電話」によって行われていたと言われるほど、リーダーシップのある人物でした。
大きな損失、喪失感です。。。
RIP...
2015年5月24日日曜日
【脱線】一眼レフ、ミラーレス・カメラを検討中
このブログでは音楽の話しかしていませんでしたが、ちょっと脱線。
この数ヶ月、デジカメを検討しています。
全くの素人なので、本当に基本から情報を集めているような感じです。
メーカーサイトはもちろん、amazonや価格.comのレビュー、さまざまなカメラに関するブログを読み漁る毎日です。ガイドブックの類もいつの間にか溜まり、ちょっとしたレンズが買えたんじゃないかと思えるほどになってしまいました。
最終目標は星空・星景です。
天の川や星座、星雲、銀河、惑星などを撮りたいと考えています。
これまでは犬の散歩の時などに、iPhoneで花やら景色やらを撮るという程度で、カメラに関する知識はなく、純正以外のカメラ・アプリをちょっといじるくらいでした。
お気に入りアプリは「ProCam2」。
画面上のどの場所に被写体を置いてもマニュアルでピント合わせができたり、ISO感度を変えたり、水準器で水平を確認できたり、ぼけ描写も挑戦できて、素人なりに楽しめるカメラアプリです。
ちょっと動作が遅かったり、急に落ちたりというのが玉に瑕ですが(笑)。
たまに望遠鏡の接眼レンズにiPhoneを押し付けて月の写真を撮ったりしていましたが、望遠鏡の構造上、実物と天地左右が逆になってしまう事、月以外の天体をうまい具合に撮影できない事にジレンマを感じるようになりました。
カメラを考え始めた時、友人の話を聞きながら「一眼レフかなぁ」とおぼろげに考えましたが、機種も全く分からずという状態。
最初に「おっ!」と思ったのはニコンのCOOLPIX P900。
これは完全なる勘違いで、一眼ではなくコンデジですね(笑)。
形状や脅威の83倍超望遠から、間違えちゃいました。
とても魅力的なカメラですが、ちょっと求めていたものと違う事に気付きました。
友人からセンサーサイズの話も聞き、画質を考えるならフィルムカメラの35mmに相当するフルサイズが良いという事も知りました。
ただ調べてみると、フルサイズ機は全くもって予算オーバー。それに私自身にとってもオーバー・スペックのように感じました。
APS-Cサイズのカメラで探しているうち、私がしたい事を叶えてくれる機能「アストロトレーサー」を内蔵しているPENTAXの一眼レフに出会いました。
調べていくうちにPENTAXカメラの魅力にどんどん惹き込まれていきました。
・簡易追尾装置、アストロトレーサー(新機種K-3IIではGPSを内蔵し、外付け装置不要)
・ペンタプリズム採用の視野率100%光学ファインダー
・多くの機種に施された防塵防滴
・高感度ISO
・他社と比較しても求めやすいコストパフォーマンス
今年初旬に発売されたK-S2にとてもそそられたのですが、複数雑誌の比較記事を見ると画質の点でキヤノン、ニコンに水をあけられている印象が。
ISOも対応数値とは裏腹に、他メーカーが実用に耐えうる数値と同条件でもノイズが出るという結果が...
実際のところ手許に実機があるワケでもないので確かめようもなく、ただ単に情報をかき集めて頭でっかちになっているだけなのも分かってはいます。
と同時に初めての一眼だからこそ、失敗はしたくない気持ちもあります。
ニコンはエントリーモデルのD5500、その前モデルのD5300か??
キヤノンはKiss X8iはダイヤル一個が不便?ほぼ同性能で操作性を上げた8000D?
25年ぶりにリニューアル発売された単焦点レンズがとても魅力的。
と一眼で悩んでいるうちに、ミラーレスにも興味が湧いてきました。
オリンパスはセンサーが小さいマイクロフォーサーズだけど、画質に定評がある。
FIJIFILMはX-T10? すごく良さそうだけど予算オーバー。
ソニーはα6000? 高画質と好評。AFが速く連写機能も高いから動体撮影も楽しめる。
できればカメラとキットレンズで10万以内に抑え、三脚、簡易赤道儀、別途レンズなども揃えられればと考えています。
こうしてあれこれ考え、吟味している時間が一番楽しいですよね。
星空・星景撮影は技術を学んだり機材を整えたりで時間がかかりそうですが、ホタルの時期までにカメラだけでも買えればなぁと目論んでいます。
この数ヶ月、デジカメを検討しています。
全くの素人なので、本当に基本から情報を集めているような感じです。
メーカーサイトはもちろん、amazonや価格.comのレビュー、さまざまなカメラに関するブログを読み漁る毎日です。ガイドブックの類もいつの間にか溜まり、ちょっとしたレンズが買えたんじゃないかと思えるほどになってしまいました。
購入ガイドから撮影教本まで、余計な出費?? |
天の川や星座、星雲、銀河、惑星などを撮りたいと考えています。
これまでは犬の散歩の時などに、iPhoneで花やら景色やらを撮るという程度で、カメラに関する知識はなく、純正以外のカメラ・アプリをちょっといじるくらいでした。
お気に入りアプリは「ProCam2」。
画面上のどの場所に被写体を置いてもマニュアルでピント合わせができたり、ISO感度を変えたり、水準器で水平を確認できたり、ぼけ描写も挑戦できて、素人なりに楽しめるカメラアプリです。
ちょっと動作が遅かったり、急に落ちたりというのが玉に瑕ですが(笑)。
iPhone 6PlusとProCam2アプリで撮影。 なんとなくぼけさせられるので、楽しいです。 |
Vixen天体望遠鏡の接眼部にiPhoneを押し当てて撮影(笑) 月はうまく合わせてそれなりに。 |
カメラを考え始めた時、友人の話を聞きながら「一眼レフかなぁ」とおぼろげに考えましたが、機種も全く分からずという状態。
最初に「おっ!」と思ったのはニコンのCOOLPIX P900。
これは完全なる勘違いで、一眼ではなくコンデジですね(笑)。
形状や脅威の83倍超望遠から、間違えちゃいました。
とても魅力的なカメラですが、ちょっと求めていたものと違う事に気付きました。
友人からセンサーサイズの話も聞き、画質を考えるならフィルムカメラの35mmに相当するフルサイズが良いという事も知りました。
ただ調べてみると、フルサイズ機は全くもって予算オーバー。それに私自身にとってもオーバー・スペックのように感じました。
APS-Cサイズのカメラで探しているうち、私がしたい事を叶えてくれる機能「アストロトレーサー」を内蔵しているPENTAXの一眼レフに出会いました。
調べていくうちにPENTAXカメラの魅力にどんどん惹き込まれていきました。
・簡易追尾装置、アストロトレーサー(新機種K-3IIではGPSを内蔵し、外付け装置不要)
・ペンタプリズム採用の視野率100%光学ファインダー
・多くの機種に施された防塵防滴
・高感度ISO
・他社と比較しても求めやすいコストパフォーマンス
今年初旬に発売されたK-S2にとてもそそられたのですが、複数雑誌の比較記事を見ると画質の点でキヤノン、ニコンに水をあけられている印象が。
ISOも対応数値とは裏腹に、他メーカーが実用に耐えうる数値と同条件でもノイズが出るという結果が...
実際のところ手許に実機があるワケでもないので確かめようもなく、ただ単に情報をかき集めて頭でっかちになっているだけなのも分かってはいます。
と同時に初めての一眼だからこそ、失敗はしたくない気持ちもあります。
ニコンはエントリーモデルのD5500、その前モデルのD5300か??
キヤノンはKiss X8iはダイヤル一個が不便?ほぼ同性能で操作性を上げた8000D?
25年ぶりにリニューアル発売された単焦点レンズがとても魅力的。
と一眼で悩んでいるうちに、ミラーレスにも興味が湧いてきました。
オリンパスはセンサーが小さいマイクロフォーサーズだけど、画質に定評がある。
FIJIFILMはX-T10? すごく良さそうだけど予算オーバー。
ソニーはα6000? 高画質と好評。AFが速く連写機能も高いから動体撮影も楽しめる。
できればカメラとキットレンズで10万以内に抑え、三脚、簡易赤道儀、別途レンズなども揃えられればと考えています。
こうしてあれこれ考え、吟味している時間が一番楽しいですよね。
星空・星景撮影は技術を学んだり機材を整えたりで時間がかかりそうですが、ホタルの時期までにカメラだけでも買えればなぁと目論んでいます。
2015年5月20日水曜日
Chris Squire to undergo treatment for Leukemia
Yes現在のラインナップでは唯一のオリジナル・メンバー、Chris Squireが白血病を患ってしまったようです。
急性骨髄白血病の中でも珍しいケースの赤白血病という病種らしく、現在の住まいがある米アリゾナ州フェニックスで治療に専念するそうです。
Yesはビリー・シャーウッドを代役に立て、この後のTOTOとのツアーおよび豪華客船ツアーの「Cruise to the Edge」も敢行する模様。
このニュースを目にした時、ものすごい衝撃を受けました。
やはりなんだかんだ言ってもクリス(と願わくはジョン・アンダーソン)が居てのYes。
仮にスティーヴとアランが牽引していく将来を想像しても、安心感がありません。
無事に病魔を克服できる事を、願うばかりです...
2015年5月1日金曜日
Steve Hackett / Wolflight
2012年末から始まった「Genesis Revisited II」に伴うツアーに次ぐツアー。そして英国伝統の劇場、ハマースミスとロイアル・アルバート・ホールでのライヴ作品2種。
BBCのドキュメンタリー番組のために、Genesis往年の5人が再集結した事も話題となった。その番組で彼の発言は、極端に編集されて不当な扱いを受けていたようだが...
ともあれ、この数年の彼の活動には目を見張るものがある。もともと多作家の部類に入ると思うが、ただ創って出すだけではなく、作品のクオリティも高いレベルを維持し続ける、稀有な存在だと思う。
私は最近の数作は、彼のオフィシャル・サイトのオンラインストアから直接購入している。国内盤では流通しない、または流通時期が遅いBDで視聴できるソフトがあるからだ。
おまけ要素として、ジャケットに直筆サインが入っていることもあり(添付画像を参照ください)、これはファンとして単純に嬉しい(笑)
彼の持ち味と言えるゴシック調ダークネス、サーカス音楽やスラップスティックにも似た若干の恐怖が含まれるコメディタッチは本作でもベースに流れているが、そういった「影」の部分は、曲によってはスッキリ晴れ渡り、爽快さすら感じる(M7. Loving Seaなど)。
彼の音楽が素晴らしいのは、ギタリストとしての技量をさりげなく、しかししっかりと聴かせながら、楽曲の完成度にプライオリティが置かれている事ではないだろうか。
それでもピーター、フィル、マイクのようなセールス的成功に恵まれないのは、大衆性が足りないからか...?
その音楽性はあくまでもプログッレシヴ・ロックの範疇にあって、それはマニアックなコミュニティ(と言わざるを得ない)に向けられ続けているからなのかもしれない。ただ、それは全く悪い事ではないと思うし、その妥協のない中で突き詰めていく完成度の高さにこそ、彼の音楽の魅力があるようにも思う。
でも、ファンとしてはもうちょっと売れて欲しいし、英国であれだけ「Revisited」企画が好評だったのに、BBCドキュメンタリーでのあの扱いはヒドいと思うのだ!(笑)
本作のハイライトのひとつは、最終曲(Bonus Track)「Midnight Sun」。
この曲はアイスランドのTodmobileというバンドとのコラボレーションで、エモーショナルなメロディ、コード進行が胸を打つ。Todmobile自体は1980年代後期から活動していて、10枚のアルバムをリリースしているベテランだ。いつものハケット節とは趣の異なる、今どきのオルタナ風味もちょっと効いた、新たな魅力に溢れたコラボだと思う。
ちなみにこのTodmobile、2013年にはジョン・アンダーソンともジョイント・ライヴを行なっており、Yes「Awaken」を見事に再現している。その映像はYoutubeで観る事ができる。
スティーヴはハンガリーのワールド・ジャズ・バンド「Djabe」とも活動を共にしたり、若い世代とも積極的に交流している。そのような姿勢が、同世代のアーティストにあまり感じられない現役感を彼が持ち続けている、大きな要素なのかもしれない。
2015年は「Acolyte to Wolflight with Genesis Revisited」と銘打たれたツアーがスケジュールされている。タイトルから読むと彼のソロ活動の集大成に加えてGenesisナンバーも演奏されるという、豪華な内容が予想できる。
まだ日本ツアーのスケジュールは出ていないが、2013年に続く来日が実現する事を望むばかりだ。
BBCのドキュメンタリー番組のために、Genesis往年の5人が再集結した事も話題となった。その番組で彼の発言は、極端に編集されて不当な扱いを受けていたようだが...
ともあれ、この数年の彼の活動には目を見張るものがある。もともと多作家の部類に入ると思うが、ただ創って出すだけではなく、作品のクオリティも高いレベルを維持し続ける、稀有な存在だと思う。
私は最近の数作は、彼のオフィシャル・サイトのオンラインストアから直接購入している。国内盤では流通しない、または流通時期が遅いBDで視聴できるソフトがあるからだ。
おまけ要素として、ジャケットに直筆サインが入っていることもあり(添付画像を参照ください)、これはファンとして単純に嬉しい(笑)
彼の持ち味と言えるゴシック調ダークネス、サーカス音楽やスラップスティックにも似た若干の恐怖が含まれるコメディタッチは本作でもベースに流れているが、そういった「影」の部分は、曲によってはスッキリ晴れ渡り、爽快さすら感じる(M7. Loving Seaなど)。
彼の音楽が素晴らしいのは、ギタリストとしての技量をさりげなく、しかししっかりと聴かせながら、楽曲の完成度にプライオリティが置かれている事ではないだろうか。
それでもピーター、フィル、マイクのようなセールス的成功に恵まれないのは、大衆性が足りないからか...?
その音楽性はあくまでもプログッレシヴ・ロックの範疇にあって、それはマニアックなコミュニティ(と言わざるを得ない)に向けられ続けているからなのかもしれない。ただ、それは全く悪い事ではないと思うし、その妥協のない中で突き詰めていく完成度の高さにこそ、彼の音楽の魅力があるようにも思う。
でも、ファンとしてはもうちょっと売れて欲しいし、英国であれだけ「Revisited」企画が好評だったのに、BBCドキュメンタリーでのあの扱いはヒドいと思うのだ!(笑)
本作のハイライトのひとつは、最終曲(Bonus Track)「Midnight Sun」。
この曲はアイスランドのTodmobileというバンドとのコラボレーションで、エモーショナルなメロディ、コード進行が胸を打つ。Todmobile自体は1980年代後期から活動していて、10枚のアルバムをリリースしているベテランだ。いつものハケット節とは趣の異なる、今どきのオルタナ風味もちょっと効いた、新たな魅力に溢れたコラボだと思う。
ちなみにこのTodmobile、2013年にはジョン・アンダーソンともジョイント・ライヴを行なっており、Yes「Awaken」を見事に再現している。その映像はYoutubeで観る事ができる。
スティーヴはハンガリーのワールド・ジャズ・バンド「Djabe」とも活動を共にしたり、若い世代とも積極的に交流している。そのような姿勢が、同世代のアーティストにあまり感じられない現役感を彼が持ち続けている、大きな要素なのかもしれない。
2015年は「Acolyte to Wolflight with Genesis Revisited」と銘打たれたツアーがスケジュールされている。タイトルから読むと彼のソロ活動の集大成に加えてGenesisナンバーも演奏されるという、豪華な内容が予想できる。
まだ日本ツアーのスケジュールは出ていないが、2013年に続く来日が実現する事を望むばかりだ。
オフィシャルサイトで購入。CD+BD FBで本人がサイン入れてる画像を見て決めました(笑) |
インナースリーブの一部。曲ごとのイメージ・フォトグラフィ |
インナースリーブの一部 |
blur / The Magic Whip
お久しblur。グレアムの復帰、嬉しいな!
「Think Tank」から12年、オリジナルメンバーでの新作は「13」以来 実に16年ぶり!
それまでにGorillazやデーモンのソロの成功もあった。グレアムのソロ活動もあった。アレックスも課外活動をしていた。
デイヴは政治活動、法曹としての活動を始めたりもしていた。
2014年の武道館公演は、残念な事にチケットが取れなかった。彼らのライヴはデビュー直後のクラブチッタのものしか体験していないので、なんとしても行きたかったのだが...
そして現時点で最後の来日時、Rockin' Onでのデーモンのインタビューでは解散が宣言され、とても落胆したのを覚えている。
2013年ツアーの際に立ち寄った香港で録りためた素材を、グレアムがプロデューサーのスティーヴン・ストリートとあれこれいじり始め、そうこうしているうちにみんな集まって仕上げたのが本作「The Magic Whip」。
まだ1〜2度、回しただけだが、実にブラーらしくひねくれていて、なおかつ大人の余裕も見せた好盤だと思う。
要所要所にシド・バレット、最初期のピンク・フロイドの香りを感じるのは私だけだろうか...
ネオンサインで描かれた広東語のバンド名、タイトル、そしてアイス・クリームのジャケット・アートも相まって、本作を聴いていると映画「ブレード・ランナー」で描かれた日本のダウンタウンのような、耽美で雑多、レトロ・フューチャーなイメージが湧いてくる。
正直なところGorillazは売れた曲しか知らないし、昨年リリースされたデーモンのソロ作は重く感じて聴き込めなかった。グレアムのソロ活動も近年のものは知らない。
おそらくblurとしての成熟だけではなく、そういった要素も包括しての本作だと思うが、個人的に受け入れられなかった「The Great Escape」「Think Tank」よりも、ずっとすんなり入ってくる。
次に来日する事があれば、絶対に行かねば!
そう思わせる作品です。
「Think Tank」から12年、オリジナルメンバーでの新作は「13」以来 実に16年ぶり!
それまでにGorillazやデーモンのソロの成功もあった。グレアムのソロ活動もあった。アレックスも課外活動をしていた。
デイヴは政治活動、法曹としての活動を始めたりもしていた。
2014年の武道館公演は、残念な事にチケットが取れなかった。彼らのライヴはデビュー直後のクラブチッタのものしか体験していないので、なんとしても行きたかったのだが...
そして現時点で最後の来日時、Rockin' Onでのデーモンのインタビューでは解散が宣言され、とても落胆したのを覚えている。
2013年ツアーの際に立ち寄った香港で録りためた素材を、グレアムがプロデューサーのスティーヴン・ストリートとあれこれいじり始め、そうこうしているうちにみんな集まって仕上げたのが本作「The Magic Whip」。
まだ1〜2度、回しただけだが、実にブラーらしくひねくれていて、なおかつ大人の余裕も見せた好盤だと思う。
要所要所にシド・バレット、最初期のピンク・フロイドの香りを感じるのは私だけだろうか...
ネオンサインで描かれた広東語のバンド名、タイトル、そしてアイス・クリームのジャケット・アートも相まって、本作を聴いていると映画「ブレード・ランナー」で描かれた日本のダウンタウンのような、耽美で雑多、レトロ・フューチャーなイメージが湧いてくる。
正直なところGorillazは売れた曲しか知らないし、昨年リリースされたデーモンのソロ作は重く感じて聴き込めなかった。グレアムのソロ活動も近年のものは知らない。
おそらくblurとしての成熟だけではなく、そういった要素も包括しての本作だと思うが、個人的に受け入れられなかった「The Great Escape」「Think Tank」よりも、ずっとすんなり入ってくる。
次に来日する事があれば、絶対に行かねば!
そう思わせる作品です。
ラベル:
Blur,
Magic Whip,
UK,
ブラー,
マジック・ウィップ
2015年4月29日水曜日
16 Apr. 2015 Noel Gallagher's High Flying Birds at Budokan
最初に言ってしまおう、私はOasisがそれほど好きではない。アルバムは最終作を除いて全て持っているし、曲によってはEPも買っている。だけどアルバムを通して聴いたり、ずっとOasisばかりヘビロテさせたり、というのはない。
かつて友人と、横浜アリーナでのライヴにも行ったが、それがいつで、どんなセットリストだったかも覚えていない。ステージ照明は青が基調だったなぁ、Liamはずっと後ろ手だったような...というおぼろげな記憶はある。
それでもNoelはなんだか気になる存在だった。
Oasisの曲は殆ど彼の作だったし、Chemical Brothersとのコラボはいつもカッコよかった。
という事で、Noel Gallagher's High Flying Birdsのアルバムは、Oasis以上に聴き込んだし、今回は追加公演が出て初めて抽選に応募したとはいえ、当選したのは素直に嬉しかった。
そういえば武道館でのライヴは、数えるほどしか行った事がない。
天井に日の丸がかけられているのを仰ぎ見ると、自ずと気も引き締まるというもの(笑)
覚えているところでは1992年のYes, 1994年のPeter Gabriel、それ以来かもしれない。
Peter Gabrielの時はアリーナ最後列の辺りで全然見えなかったので、今回の1階席というのはなかなか良い場所だと感じた。
「Champagne Supernova」「Don't Look Back in Anger」での盛り上がりは予想していたとはいえ、ステージと客席との一体感がとても気持ち良い。
1階席で周りと一緒に座ってのんびり観ていたけれど、流石に「Don't Look〜」では立ち上がってSing-along、妻と2人で大歓声を上げてしまいました(笑)
正味1時間半ほどで、最近観た中では一番短いライヴだったけれど、単純に盛り上がったという点でも一番だった、楽しい体験でした。
セットリストは外部サイトを貼っておきます。
かつて友人と、横浜アリーナでのライヴにも行ったが、それがいつで、どんなセットリストだったかも覚えていない。ステージ照明は青が基調だったなぁ、Liamはずっと後ろ手だったような...というおぼろげな記憶はある。
それでもNoelはなんだか気になる存在だった。
Oasisの曲は殆ど彼の作だったし、Chemical Brothersとのコラボはいつもカッコよかった。
という事で、Noel Gallagher's High Flying Birdsのアルバムは、Oasis以上に聴き込んだし、今回は追加公演が出て初めて抽選に応募したとはいえ、当選したのは素直に嬉しかった。
そういえば武道館でのライヴは、数えるほどしか行った事がない。
天井に日の丸がかけられているのを仰ぎ見ると、自ずと気も引き締まるというもの(笑)
覚えているところでは1992年のYes, 1994年のPeter Gabriel、それ以来かもしれない。
Peter Gabrielの時はアリーナ最後列の辺りで全然見えなかったので、今回の1階席というのはなかなか良い場所だと感じた。
「Champagne Supernova」「Don't Look Back in Anger」での盛り上がりは予想していたとはいえ、ステージと客席との一体感がとても気持ち良い。
1階席で周りと一緒に座ってのんびり観ていたけれど、流石に「Don't Look〜」では立ち上がってSing-along、妻と2人で大歓声を上げてしまいました(笑)
正味1時間半ほどで、最近観た中では一番短いライヴだったけれど、単純に盛り上がったという点でも一番だった、楽しい体験でした。
セットリストは外部サイトを貼っておきます。
本公演はスケジュール合わず、追加公演に賭けました |
「フィジカル・グラフィティ」リマスターと一緒に購入 |
2015年4月28日火曜日
Spectral Mornings 2015
Steve Hackett '79年、ギター・インストの名曲「Spectral Mornings」に歌詞とヴォーカルが付いちゃいました!
これがブリティッシュ・トラッドの香りがして、意外と素晴らしい!
CDは昨日発売、iTunes Storeでも配信中です。
収益はParkinson's UKの支援資金となります。
これがブリティッシュ・トラッドの香りがして、意外と素晴らしい!
CDは昨日発売、iTunes Storeでも配信中です。
収益はParkinson's UKの支援資金となります。
2015年4月27日月曜日
Riverdance 20Years Japan Tour at Tokyu Theatre Orb
Riverdanceは私がまだCD屋に勤めていて、ちょっとだけアイルランド・ミュージックにかぶれいた頃、オムニバス・アルバムやIron Horseといったバンドを聴き始めた頃に、突如として大々的に売り出された。
まだ舞台がどんなものかも解らず、ビル・ウィーランが創り出す音楽にただただ魅せられていた十数年。
初めて生の舞台を観たのは、2008年の仙台サンプラザ・ホールでの公演。
事前にビデオを観ていて、大規模な楽団の演奏を期待していただけに、小編成バンドと録音という構成には少しガッカリしたが、舞台の主役はダンサー達だと思い直した瞬間に、そちらに集中し大きな感動を得られた。
あれから7年ぶりの来日公演、20周年という節目の大規模ワールド・ツアー。
今回は残念ながら仙台公演の予定が出なかったので、強行スケジュールでシアター・オーブでの3公演を観劇することにした。
日程は4/9, 10, 14を選択。チケット、交通費、宿泊代金含む出費や、その他スケジュールで間に帰宅しなければならなかったため、交通は高速バスで2往復。数年ぶりに乗った高速バスは本当にキツかった...
4/9:昼の公演。プリンシパルは黒髪ショートの小柄な女性と、ブロンドでバランスの取れた体格、観客を乗せるのがとても上手い男性。昼の公演でも満席、客の年齢層は全体的に高いがとても盛り上がった公演となった。
4/10:夜の公演。プリンシパルが代わり、ブロンドで長髪の女性と、黒髪で長身、シャープな印象の男性に。オーディエンスのノリはスロースタートで、カーテンコール直前までは静かに見守る印象。しかし最後にはスタンディング・オベーションに。
4/14:夜の公演。プリンシパルは4/9昼の公演と同じコンビ。私が観た3日間では、この日が一番盛り上がった印象。東京の千秋楽が夜の部では当夜、昼の部では翌日だった事もあるかもしれない。
終演後、ヒカリエの2Fで数人のダンサーがファンに囲まれていたが、私は写真を撮れなかった...残念です!
本公演では新曲「Anna Livia」が盛り込まれ、ミステリアスな雰囲気が加わった。
また、ジャガイモ飢饉が引き金となって新天地アメリカに渡ったアイルランド移民と、アフロ・アメリカン(またはプエルトリカン?)のダンス対決、上半身が固定されたアイリッシュダンスと、全身を自由に動かすタップダンスの攻防は「ウエストサイド物語」を彷彿させ、なおかつ数少ないコミカルなシーンとして笑いを誘う。そのようなシーンにこそ、ダンサーの超絶技巧が盛り込まれているところも見逃せない。
哀愁の、そして燃えるようなメロディのフラメンコ「Fire Dance」では、炎のように滑らかに、そして妖艶に舞うダンサーに魅了され、ロシアのコサックダンスでも驚異の跳躍に拍手喝采が送られた。
ケルト民族は元々アイルランドのみならずヨーロッパの広い範囲に分布していて、欧州文化に、そして移民したアメリカにも影響を与え続けてきた事の再確認。
そんな大きなスケールの文化と歴史の旅を、川の流れのように見せるのがRiverdanceなんだなぁと、今回3公演をじっくり観られた事で理解できたように思う。
そしてケルト・ミュージックには当たり前という変拍子。四拍子やワルツに慣れている人にとっては非常にノリづらいリズムだけど、それをモノともせずに完璧なステップを鳴らし、大勢でアンサンブルするダンサー達。圧巻の一言!
個人的な考えではあるけれど、変拍子を多用するプログレッシヴ・ロックが英国を拠点として発展したのは、ケルト・ミュージックの影響が大きいのかな...と思いを馳せた。
フィドル奏者が「桜」を奏でたのも、日本向けサービスとして盛り上がった。
すべてのダンサーが登場し、ダイジェストのように殆どの演目がリプライズされるカーテンコールは、毎回当然のようにスタンディング・オヴェーション。
素晴らしい音楽とダンス、歌の数々に、ただただ感動した舞台だった。
06 Mar. 2015 CSN at Tokyo International Forum
少し間が空いてしまいましたが、ライヴ・レビューを。
CSNを映像で初めて見たのは、'80年代中頃のアトランティック40周年記念コンサートがTV放送された時の事。私が見た番組は殆どのアーティストがダイジェストになっていて、CSNは「青い瞳のジュディ」を演奏していた。
その後しばらくしてから、ByrdsやBuffalo Springfield、Neil Youngを聴くようになって、まあ完全に後追いだし、めちゃくちゃ熱心だったとも言えない。
でも今回は強く「行こう」と思った。ニール・ヤングがいなくても、CSNとして観られるのは最後なんじゃないか、そんな気がした。不幸な話じゃなくても、3人あるいは4人揃ってまた日本に来るという気がしなかったから。
前日3月5日はジャクソン・ブラウンが飛び入り参加したという情報があって期待も高まったが、結果からいうと6日はなかった。でもまぁ、純粋にCSNを堪能できたので全く問題ない。金曜だった事もあってか、当日券が出てはいたが客入りもとても良かった。
The Beatlesの「A Day In The Life」のインスト・アレンジが大音量で流れ、颯爽と登場したCSN。間髪入れずに「Carry On」の圧倒的、重厚なコーラスが会場を包み込み、完璧すぎるツカミでスタート。
アコースティックなセットで通すのかと勝手に想像していたが、意外なほどにエレクトリック・レディ・ランド(笑) 特にスティーヴン・スティルスのブルージーなエレキギターはキマりまくっていた。
ステージを仕切り、和やかにMCを入れていくのはグレアム。彼の進行によってアンサンブルが始まったり、それぞれのソロ・パフォーマンスが進んでいく。
Buffalo Springfieldやそれぞれのソロ曲、新曲などを交えた2部構成で、インターバルを挟んだとはいえ終演は10時前!
「ジュディ」「ウッドストック」などは外されていたけれど、それをものともしない濃密な2時間半(超え)のステージ。
ピークは本編ラストに据えられたスティルスの「Love The One You're With」、そしてアンコール最終曲の「Teach Your Children」。自然とSing-along状態になり、彼らも客もやりきった感でいっぱいに(笑)。
当日のセットリストは外部リンクを貼らせてもらいます。コチラ
やっぱりライヴや観劇などに制限があり、東京に帰るだけでお金がかかる地方生活...ちょっとイヤになってきたかも(笑)
CSNを映像で初めて見たのは、'80年代中頃のアトランティック40周年記念コンサートがTV放送された時の事。私が見た番組は殆どのアーティストがダイジェストになっていて、CSNは「青い瞳のジュディ」を演奏していた。
その後しばらくしてから、ByrdsやBuffalo Springfield、Neil Youngを聴くようになって、まあ完全に後追いだし、めちゃくちゃ熱心だったとも言えない。
でも今回は強く「行こう」と思った。ニール・ヤングがいなくても、CSNとして観られるのは最後なんじゃないか、そんな気がした。不幸な話じゃなくても、3人あるいは4人揃ってまた日本に来るという気がしなかったから。
前日3月5日はジャクソン・ブラウンが飛び入り参加したという情報があって期待も高まったが、結果からいうと6日はなかった。でもまぁ、純粋にCSNを堪能できたので全く問題ない。金曜だった事もあってか、当日券が出てはいたが客入りもとても良かった。
The Beatlesの「A Day In The Life」のインスト・アレンジが大音量で流れ、颯爽と登場したCSN。間髪入れずに「Carry On」の圧倒的、重厚なコーラスが会場を包み込み、完璧すぎるツカミでスタート。
アコースティックなセットで通すのかと勝手に想像していたが、意外なほどにエレクトリック・レディ・ランド(笑) 特にスティーヴン・スティルスのブルージーなエレキギターはキマりまくっていた。
ステージを仕切り、和やかにMCを入れていくのはグレアム。彼の進行によってアンサンブルが始まったり、それぞれのソロ・パフォーマンスが進んでいく。
Buffalo Springfieldやそれぞれのソロ曲、新曲などを交えた2部構成で、インターバルを挟んだとはいえ終演は10時前!
「ジュディ」「ウッドストック」などは外されていたけれど、それをものともしない濃密な2時間半(超え)のステージ。
ピークは本編ラストに据えられたスティルスの「Love The One You're With」、そしてアンコール最終曲の「Teach Your Children」。自然とSing-along状態になり、彼らも客もやりきった感でいっぱいに(笑)。
当日のセットリストは外部リンクを貼らせてもらいます。コチラ
やっぱりライヴや観劇などに制限があり、東京に帰るだけでお金がかかる地方生活...ちょっとイヤになってきたかも(笑)
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