UNION「結晶」(1991年)に関しては発表当時から良い話を聞きませんでしたが、プロデューサーのジョナサン・エリアスと、セッション・ギタリストのジミー・ホーンのインタビューが掲載されたブログをたまたま見つけました。
ジョナサン・エリアス・インタビュー
ジミー・ホーン・インタビュー
まぁきっとコアなファンなら「何を今更」な話なんでしょうけど、90125のイエスを嫌って飛び出したジョン・アンダーソンが、かつて名作の多くを共作してきたスティーヴ・ハウといがみ合い、互いに才能の枯渇を罵り合っていたとか、スティーヴもリックも互いのパートを聴かずにレコーディングするから、ジミー・ホーンやスティーヴ・ポーカロの演奏に差替えなければならなかったとか、ABWHの来日公演には良い夢を見させてもらった僕としては、(ABWHに対して)なんとも幻滅なインタビュー内容でした。
これとは別に何の記事だったかは忘れましたが、数年前クリス・スクワイアの「スティーヴのギターは殆ど差替えられているけど、本人は気付いていない。きっと聴いてすらいないんだ」という趣旨の発言を見ましたが、上記の記事を見てなるほど、と理解した次第です。
リックもテレビ鑑賞に夢中で、やる気が全くない...みたいなエリアスの発言があり、後の「UNIONじゃなくてONIONだよ」なんていうリックの発言は、誰のせいでもなく自業自得だったんじゃないでしょうか。
まぁ、それぞれに言い分があって、今回見つけた記事だけを鵜呑みにするのも危険だとは思いますが、当初からABWH側には素材が全くなかったとも言われていましたから、時には悪者扱いされていたジョナサン・エリアスは、実は相当に苦労した功労者だったのでしょう。
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