先日、両親の病気で帰省しなければならなかったのですが、片道400km弱のドライブ道中、ライヴのセットリストと同じiTunesプレイリストを、Genesisオリジナル版とRevisited版の2種類作成してiPodに入れ、リピートさせて夜中の高速を駆けました。
Youtubeでも映像ものはもちろん音源だけのものもいろいろあって、今ツアーの各地のものを楽しんでいます。
異なるセットリストも当然あって「それ、生で観たかった〜」なんて思っちゃいます。
こちらは、メキシコのフェス「BajaProg 2013」。
日本公演では観られなかった「Cockoo Cocoon」「Hairless Heart」が演奏されています。
日本でも演った「Fly on a Windshield 」「Broadway Melody of 1974」は、ドラマーのGary O'Tooleがヴォーカルを務めていますが、オリジナル・アルバムでは切れ目のないメドレー形式の3曲も「Cockoo Cocoon」に入る前に一息入り、Nad Sylvanに交代。そしてヴォリューム奏法で切ない旋律を奏でる「Hairless Heart」から「Firth of Fifth」へ繋げていく展開も新鮮です。
今回のツアーでは「幻惑のブロードウェイ」からの選曲が意外にも多く、それが絵的なイメージで言うとPaul Whitehead的な世界一色に染まらず、却って良かったと思います。
正にHackettのGensesisでのキャリア集大成という印象です。
次も日本では観られなかった「Eleventh Earl of Mar」。袖から出てきて次の曲が「Los Endos」という事は、アンコールだったんでしょうね。
最後は音源のみのもので、4月のL.A.での公演。オープニングから違います。このセットリスト、展開も観てみたかったなぁ。
ただこの音源に収められているNadのボーカルは、ところどころかなり不安定です。
日本でのパフォーマンスは素晴らしかった!
ただこの音源に収められているNadのボーカルは、ところどころかなり不安定です。
日本でのパフォーマンスは素晴らしかった!
そういえば今回の来日最終日、「Supper's Ready」エンディングのギター・ソロ、長くてメチャクチャ恰好良かったなぁ。最後の歌詞"New Jerusalem"を正に音で体現したような...。
即興であんなに感動できるギタープレイは、そうそうお目にかかれるものじゃないと、あの場にいられた事を本当に感謝しています。
過去のエントリーを見直してみると、なんだか「Supper's Ready」の事ばかり書いていますね...けっきょく大好きなんです。
ただ、初日に「Watcher of the Skies」のイントロが耳に飛び込んできた瞬間、オープニングにこの曲は予想していましが、それでも震えてしまいました。「Musical Box」や「Moonlit Knight」の激情のソロ、「Firth of Fifth」の泣きのソロにはアツくなり、「Blood on the Rooftop」や2日目だけの「Horizons」のナイロンの調べにも驚嘆、「Entangled」ではCSN & Yよろしく横並びになって、コーラスワークを披露する姿にも微笑ましくなりました。バンド全体の高い演奏力や存在感すべてに感動し、冒頭にも書いた通り3週間経っても余韻に浸っているという有様です。
あぁマズい。僕は洋楽初体験がAsia→Yesなので、自分が死んだ際には音楽葬にして「Roundabout」をかけようなんて思っていた事もありましたが、「I Know What I Like」か「Happy the Man」で楽しく送り出される方が良いかも、と思う今日この頃です。
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