2023年2月28日火曜日

実はそのままでは弾けないRoundabout(スタジオ・ヴァージョンのお話し)

 Roundabout、良いですよね~。
もう聞き飽きたなんて人もいるかもしれませんが、私は初めて聴いた約40年前から、Yesナンバーではイチバン回しているかもしれません。

Yesファンの多くは、フェイヴァリット・ナンバーに「危機~Close to the Edge」「悟りの境地~Awaken」「燃える朝焼け~Heart of the Sunrise」などを挙げ、もしかしたら私くらいの世代(アラフィフ)だと「ロンリー・ハート~Owner of a Lonely Heart」という人も少なからずいるかもしれません。
私も全部好きです!

「Roundabout」は、Yesのアンセムとも言える名曲ですが、どういうワケかフェイヴァリットに推すのが少し気恥ずかしい風潮もある気がしています。
ですが、私は声を大にしてRoundaboutが大好きだと言いたい(笑)。

その理由は…

1)見事なまでの起承転結。

2)その後、数々の名曲を世に送り出したAnderson / Howeコンビの初出曲。

3)アコギが基盤の曲なのに、Chris Squireのブリブリ・ベース名演。

4)スネアとバスドラムの、タイミングをずらしたトリッキーな演奏。

5)Rick Wakemanが参加して初めて制作セッションに携わった1曲。
 (もう1曲はHeart of the Sunrise)

6)コーラスワークが素晴らしい!(ラストの多重録音もステキ)

特に(4)のBill Brufordのドラミングの魅力は抗い難く、甲高いスネアが「そこは入れへんのかい!そこは入れるんかい!」となって、いつ聴いても新鮮な気持ちにさせてくれます。
中間部では性急なサンバ的展開を繰り広げ、ポリリズムのような複雑さをサラッとこなしているのもアツい!
世に出ているライヴ・バージョンの殆どはAlan Whiteなので、Billを堪能できるRoundaboutのライヴ版は本当に少ないです。


短命に終わったスピンオフ、ABWH。Billが奏でるFragileとCTTEに涙。

さて、タイトルについてなのですが、スパニッシュなイントロ後の最初のギター・リフは、全てアコースティック・ギターのハーモニクス音(倍音)によって奏でられています。
問題のコード進行は以下2パターン

1)メインリフ
Em / F#m / G / F#m / G / F#m / Em

2)ブリッジ(Gメジャーのサビ前)
Am / Bm / C / Bm / C / Bm / Am


上記どちらも全てのコード(3音)がナチュラル・ハーモニクスで鳴らされているのですが、1本のギターでそのまま演奏するのは不可能なんです。
Emは普通のチューニングで12フレットで出せますが、他のコードは全てチューニングを変えないと出せません。
(1)のGもハーモニクスで出せますが、3音の高低配列で言うと、正確ではありません)

50年以上前、現代のようにデスクトップでパパッとできるような事ではありません。
おそらくSteve Howeが1ストロークごとにチューニングを変えて鳴らしたのを録って、後で編集したのではないでしょうか??
テープの切り貼り職人とも言われた Eddie Offord (Engineer / Producer)の成せる技だったのかもしれませんね。

Steveはライヴにおいてメインリフのみ、12フレットの123弦、7フレットの234弦、12フレットの234弦(または5フレットの234弦)で代用していますが、音の配列が異なるし、7フレットのハーモニクス音はF#mではなくDなので、スタジオ・バージョンとは異なる響きになってしまっています。
(2)に至ってはレギュラーチューニングでは全く出せないので、普通のストロークで弾いていますね。


Steve Howe本人によるレクチャー。かなり昔の映像ですが、やっつけ感(笑)

後のヴァースでは普通のコードストロークで弾いていますが、どういうワケかコードを変えています。

Em / F#m / G / F#m / G / F#m / Em

が本来の進行で、特に変調している訳でもないのに、響きが似ている下記で弾いています。

Em / A / Bm / A / Bm / A / Em

Trevor Rabinは、通してEm / F#m / Gで弾いていて、音としてはそれでも違和感はありません。(彼の場合は、Steveのスタイル自体を壊すので、それが違和感ですが…)

この辺りはきっと、Steveが練りに練って作ったんでしょうね。
ギター・コードにちょっと耳を澄ませるだけでも、奥が深いRoundabout。

最近は各楽器の音だけを抽出したYoutubeコンテンツもいろいろアップされているので、時間がある時に改めて向き合ってみようと思います。

Bill(ds)→Chris(B)→Steve(G)→Rick(Key)→Jon, Chris, Steve(Vo&Cho)
の順番で各パートだけ聴けます♫

2023年2月15日水曜日

ASIA 詠時感~時へのロマン(全曲レビュー)


私が人生で一番最初に買った洋楽アルバムは、本作と「TOTO IV~聖なる剣」の2枚です。
両作とも1982年、発売日に買ったわけではないけれど、同年に入手しました。

今回はASIAのファーストアルバムを取り上げます。
数年前に、先に2nd「ALPHA」を取り上げたのに、私にとっては音楽人生の指針となった1stが手付かずだった事に、今さら気付きました。せっかくなので全曲レビューをします。

当時中学一年生で、まだロックもポップスもよく解っていなかった時の事です。プログレもハードロックも、パンクもニューウェイブも何も知らず、ただ「洋楽」ってカッコいいなーと思っていた時代です。
1980年くらいからFMのチャート番組を毎週聴くようになって、その番組で「Heat of the Moment」を最初に耳にしました。当時のこの曲の第一印象は、普通に「良いね~」という程度でした。2ndシングル「Only Time Will Tell~時へのロマン」を最初に聴いた時のインパクトの方が強烈で、イントロのシンセ・サウンドにすっかりやられてしまい、なけなしの小遣いでアルバムを買わなければ!と、一大決心をするに至りました。そして1982年はずっと、ASIAとTOTOばかり聴いて過ごしました。

- Heat of the Moment

Steve Howeらしからぬパワーコードで始まるこの曲は、シンプルなポップロックに聴こえますが、いろいろ凝った要素があります。
先ずヴァース・パートは3拍子と4拍子を組み合わせた変拍子になっていますが、それを全く感じさせない自然さが素晴らしい。
そして、ASIAというバンド名に説得力を付けるためなのか、日本の楽器、琴も使われています。
曲の構成、キー、コード進行は、Geoff Downesが在籍したBuggles「Video Killed the Radio Star(ラジオスターの悲劇)」から持って来ていますが、上記の変拍子の導入や、ギター・オリエンテッドなロック・サウンドによって、簡単にそうとは分からないようになっているのは流石!非常に巧妙に作られたポップソングです。

BS-TBSの名曲を辿る番組「Song to Soul」で、かつて取り上げられましたが、本人たちや制作時の関係者の証言は、とても興味深かったです。
・ゲフィン・レコードからアルバムを牽引するリードトラックが欲しいと言われ、最後の最後に作った。
・復活請負人のA&R, John Kalodnerが、歌詞作りに難航していたJohn Wettonに対して、言葉のアドバイスをした。(Kalodnerは後にWetton/Downesの作曲チームをゴリ押しして、結果ASIAの成功を縮小させた人物だと思っているので、個人的には良い印象がありません)
・John Wettonのたっての願いで、バック・コーラスも含めた全てのヴォーカルをJohnひとりで録った。
・一聴してシンプルに聞こえるイントロのコード・ストローク・ギターは、さまざま異なる機材を通した多重録音で作られた。

単純に楽しめるポップの名曲も、技巧で腕を鳴らした集団にかかると、幾つものとんでもない隠し味が秘められていた事が分かります。



- Only Time Will Tell

シンセ・ファンファーレのイントロに、少年だった私は一発で心を射抜かれたのですが、今聴くとちょっと恥ずかしく感じてしまいます(笑)。
ASIAの曲は、殆ど、いやほぼ全て?(ペイン期は知りません)が、サビでタイトルを連呼しますが、この曲はそれが無いのが私にとっては好印象。
2番以降のヴァースで、カウンター・メロディとしてバック・コーラスが歌っていますけどね。
ドラマティックなシンセと、ロングトーンで唄うギター、分厚いコーラスワークが魅力的な名曲です。

- Sole Survivor

ギター、ベース、ドラムのヘヴィーなユニゾンで始まり、ワウワウの効いたギターソロが、のっけから乱高下する、とてもロックな曲。
ここまで頭の3曲はJohn Wetton / Geoff Downesのコンビで書かれていますが、Steve HoweもCarl Palmerも個性を全面に出してサウンド・メイキングに大きく貢献しているのが、2nd「Alpha」との大きな違いだと感じます。Johnもヴォーカルだけでなく、ベースにも存在感がしっかり出ています。

- One Step Closer

Steve HoweとJohn Wettonの共作曲。元ネタはSteveがYes加入前の1968年に活動していたBodastの「Come Over Stranger」。この曲の後半に登場するアルペジオが、One Step Closerではイントロからヴァースにかけてメイン・フレーズとして使われています。
Bodastは、レコード会社倒産のあおりを受け、完成したアルバムを世に出せなかったので、ASIAの一部としてでも日の目を見る事ができたのは何よりです。(Bodast自体も後年に、CDでもサブスクでも聴けるようになって、実はYesの名曲群でもSteveのアイディアが転用されました)
歌がマズいSteveですが、ここではJohnとハモりながらリード・ヴォーカルを取っています。
このデュエットは全く違和感なく、素敵に聞こえるから不思議!
因みにBodastの元曲は、Small Facesのようなモッズ・サウンドで、これはこれで違う魅力があります。


- Time Again

全員の共作によるA面ラスト。
ヘヴィーなユニゾンによるリフがオクターブを上がっていくイントロは、SteveとGeoffにとっては前作にあたるYes「Drama(1980)」のMachine Messiahを彷彿とさせます。
また、ヴォーカル・パートに入ってからのCarlのドラミングは、ELPのFanfale for the Common Man(庶民のファンファーレ)を想起させるシャッフル。それぞれのキャリアを総括したような、とてもカッコいい1曲です。

- Wildest Dreams

Wetton / Dowensの曲ですが、SteveとCarlも大活躍の1曲。
それにしてもSteveのギターは、ソロ・パートよりもバッキングでよく歌うように思います。この曲でも2番に入ってからのバッキングではコード・カッティングではなくシングルのロングトーンでカウンター・メロディーを奏でています。
そして圧巻はCarlのドラム・ソロ。SteveもCarlも口の悪い人たちから「ヘタウマ」とか言われますが、この曲には彼ら二人の実力/魅力が詰まっています。

- Without You

ASIAは当初、マネジメントの引き合わせにより、JohnとSteveで始めたバンドなので、1stには二人の共作曲がいくつかあります。2nd以降の殆どを占める事となるWetton / Downesの曲に比べると、少し重かったりポップさに欠ける面はありますが、決して見過ごすべきではない名曲たちで、ASIAには欠かせない一部分だったと感じます。この曲も4分弱の短い時間にあって、中間部にアコースティックパートが挿入されていたり、短調の曲がラストには微かな希望を思わせる長調に変調したりと、素晴らしい構成を楽しめます。

- Cutting it Fine

Steveの十八番、低音弦だけを移動させるアコースティックの3フィンガー・ピッキングで始まるこの曲は、John, Geoff, Steve三人の共作。1stではやはり、Johnのベースが随所で唸っていて、それも大きな魅力です。
全員の個性的なプレイが、平等に目立って活躍しているのがとても良いです。
2nd以降は正直あまりベースが聞こえないし、聴き取りたくなるような印象的なプレイすらしていないように思います。
この曲の後半は、後に「Bolero」と呼ばれるキーボード・ソロがあります。
私にとっては初めて耳にした音楽だったので、このソロ・パートには本当に感動しました。
後にKeith EmersonやRick Wakeman, Tony Banksなどを知る事となりますが、それでもこのGeoffのソロは、演奏技術よりも音楽そのものとして、深く心に残るものとなりました。

- Here Comes the Feeling

ラストはJohnとSteveの共作曲。フィナーレに相応しい、ドラマティックで明るく、爽快な曲です。Johnの歌は最後まで素晴らしく、ベースはブンブン唸り、Steveのギターは小さな曲でも縦横無尽に駆け巡り、Carlのドラムも単純な8ビートには留まらず、Geoffは煌びやかなシンセからエレピ、ハモンド・オルガンなどを駆使して盛り上げます。
4人の演奏でバシッとカットアウトするエンディングは、さながらライヴのラストのようで、正に大団円です。

- Ride Easy

Heat of the Momentシングルのカップリング曲で、アルバム未収録。後に12インチEP「Aurora(1986)」や、コンピ盤を含む幾つかのCDに収録されました。
ハープシコードの印象的な音色から始まる、愁いを帯びた名曲ですが、アルバム収録曲とは確かに毛色が違うのも分かります。
JohnとSteve共作の、忘れてはいけない1曲です。


MTVが主流になる直前、FM雑誌が音楽情報収集の主なメディアでした。
私はMUSIC LIFEよりも先に、二週間ごとに発売されるFMレコパルを購読し、それに掲載されるアーティストのストーリー漫画を楽しみにしていました。
ASIAも1982年に取り上げられ、それで彼らのストーリーを知る事となりました。
漫画の主人公はSteve HoweとCarl Palmerで、早朝の霧のロンドンをジョギングするSteveと息子のDylanが、空手の朝稽古をしているCarlにばったり会って意気投合、というフィクション(笑)。バンドの要であるはずのJohnとGeoffは一切ストーリーに絡んできません!
それでもそこでYes, King Crimson, ELP(とBuggles)というパワーワードを知る事となり、少し経った後にプログレ沼に嵌らざるを得なくなりました。

ASIAの成功は最初の数年間だけでしたが、それでも長く活動が続き、後年にはオリジナルメンバーで新たな作品を世に送り出す事も出来て、良かったと思います。

私はASTRAと、次のEP, AURORAを最後に彼らをフォローしなくなり、来日公演には一度も足を運ばないうちにJohnが他界してしまいました。早いもので、もう5年になります。
Johnは1996年のSteve Hackett & Friendsで、SteveはABWHとYesで、GeoffもYesで観る事ができました。Carlだけまだ観ていませんが、ELPは既に二人も失ってしまっているため、今後もCarlを観る機会はないかもしれません。
音楽会のレジェンドが次々と召されていくのを目の当たりにすると、ライヴはちょっとでも気になったら、迷わず行くべきだと痛感する昨今です。

2023年2月13日月曜日

巨星堕ちまくる2023年

Jeff Beck, David Crosbyの訃報を受けて、このエントリーを書きかけのまま保留しているうちに、高橋幸宏さん、鮎川誠さん、TelevisionのTom Verlain、そしてタラちゃんの声でお馴染みの貴家堂子(さすがたかこ)さんとほぼ同時に、Burt Bacharachの訃報が。
今年は年初から、エンタメ巨星のお召し上げが激しいです…


- Jeff Beck - Jan/10/2023

高校時代の友人がモーレツに彼を崇拝していて、その影響もあってヤードバーズ、ジェフ・ベック・グループ、BBA、ソロを何枚か聴いてきました。

日本ではヤードバーズ出身のエリック・クラプトン、ジミー・ペイジと共に三大ギタリストと呼ばれてきましたが、私はホドホドの熱量で、1度は来日公演に足を運んだ程度に、ジェフが一番好きでした。
音楽面でも、本当に亡くなる直前まで現役感バリバリで、カッコよかった。
ビート・ミュージックから始まり、ハードロック、フュージョン、クラブ・ミュージックに接近したりと変幻自在。ストラトをフィンガー・ピッキングで操るさまは、本当に素敵でした。

私が彼の音楽を知った80年代は、旧友ロッド・スチュワートとの共演「People Get Ready」がスマッシュヒットを飛ばしていた時でした。
その当時、必聴と言われていたソロ作品は「Blow By Blow」「Wired」の二作。私の愛聴盤となったのは後者「Wired」でした。

近年ではバンドに女性ミュージシャンを多く起用し、才能を発掘する面でも注目されていたように思います。2017年の来日時も、バンドメンバーの殆どが女性だったと記憶しています。
その時は既に居ませんでしたが、ベーシストのタル・ウィルケンフェルドはジェフのバンド加入をきっかけに多くの大物と共演し、ベーシストとしてだけでなく、シンガー・ソング・ライターとしても活躍するようになりました。



- David Crosby -Jan/19/2023

私が好きなYesは、その初期にThe ByrdsやBufallo Springfieldをカバーしていました。バーズを最初に耳にしたのはMTV番組で流れた古い映像の「So You Want to Be a Rock 'n' Roll Star」
次にYesの1stに収録のカバー曲「I See You」
その後にテレビで放送されたアトランティック・レコード40周年コンサートでのCSN「Suite: Judy Blue Eyes」
そうやって辿っていくうちにバーズを集め出し、CSN&Yを聴いて、という流れでした。
Yesが影響を受けた音楽として聴いているうちに、好きになったアーティストの一人です。
2015年の東京国際フォーラムでのCSN来日公演は圧巻でした。




- Tom Verlaine - Jan/28/2023

Televisionを初めて聴いたのは1992年の再結成アルバム「Television」でした。
その頃の私は、中学生の頃から始まったプログレ求道を一旦停止し、当時隆盛したオルタナティヴ・ロックに傾倒していました。それらのルーツを遡る作業も並行していたのですが、まだVelvet UndergroundとLou Reed, David Bowieに着手したばかりで、NYもUKもパンクにまで辿り着いていませんでした。
正直に言うと、後で耳にした名作「Marquee Moon」よりも、上記の再結成3rdアルバムの方が思い入れが強いです。彼らに対して抱いていた、勝手なイメージに違わぬクールさ、穏やかな緊張感、知的、文学的な匂いが漂う素晴らしい作品でした。
リリースと同時に入手し繰り返し聴いた事、同年の初来日公演に足を運んだことも関係しているでしょう。
私はUKパンクよりもNYパンクの方が肌に合っていると感じたのも、彼らの再結成がきっかけでした。




- Burt Bacharach - Feb/08/2023

ポップ・ミュージック、映画音楽の巨匠も、先日他界してしまいました。
私は彼の音楽をほんのさわりだけ聴きかじった程度の超ニワカですが、それでもいくつか記憶に残る好きな作品があります。
「Dionne Warwick / Say a Little Prayer(小さな願い)」は暫く、彼の作品とは知らずに楽しんでいました。とてもポップでキャッチ―なのに、変拍子が多用されていて、それに気付くと「トリッキーな作りだなぁ」と思うけれど、ただのポップソングとして楽しめる事が大前提になっている。とても高度な構成を聴き手に気付かせない、インテリジェンス溢れる音楽家でした。
1990年代前半、渋谷系と言われる小さなムーヴメントがあり、そこで彼の音楽が持て囃されたのを覚えています。その中で一番印象に残っているのは「007/Casino Royale」のサウンドトラック。
映画は未見ですが、007シリーズのパロディで、本シリーズとは一線を画すものらしいです。
パロディらしい、キッチュかつコミカルにデザインされた音楽は、それでも上品でお洒落、楽しさに満ちたものでした。


2023年はまだ始まったばかり。
これ以上悲しいお報せが増えない事を祈ります。

R.I.P.