2021年7月28日水曜日

Yes / The Ice Bridge 続報

 Curved Air / SkyのFrancis Monkmanが1978年にリリースした曲「The Dawn of Man(またはThe Dawn of an Era)」からの盗作が疑われ、一部で非難されていたYesの新曲。

私もそれを指摘するツイートを見た後、両曲を繰り返し聴き比べていました。

該当する全てはキーボード・パートで、歌メロやギター、ベース、ドラムには影響が見られません。

ELP / Touch and Goに似ているとも指摘のあるイントロのファンファーレ、Aメロのバックで流れるシークエンス、ブリッジやキメの幾つかのリフ、少なくとも5つ以上のパーツはThe Dawn of Manによって既に奏でられていました。このまま、盗作の疑惑と非難の的となったままアルバムリリースになってしまったら嫌だなぁと危惧していたのですが、昨夜(日本時間で7/27の夜)Geoff Downesの公式ツイッターで説明がありました。

要約すると、The Ice Bridgeの作者のひとりであるGeoffが、Francisとチャットでこの問題について話し、友好的かつ円満に解決した。作曲のクレジットにはFrancisも付け加えられる。との事でした。良かった良かった。

Geoffはこの曲を作るにあたり、テレビ番組、CM、商業施設用音楽などを手掛けていた職業作曲家時代のライブラリ素材を掘り起こしていたそうです。そしてそこに、誤って件の曲が紛れていたと。自作曲の山の中にあったので勘違いしてしまった、という事でしょうか。Francisの曲はテレビ番組「Invension:UFO」のテーマだったし、リリース元のBruton Musicはそういった音源を扱うレーベルだそうなので、辻褄は合いますね。

リリースから4日間、もやもやが晴れて本当に良かったです。これで安心して10月のアルバムを楽しみに待つことができます!


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