2015年7月25日土曜日

Yes- Trevor Horn Concert 2004 (HQ)

もう11年も前の出来事ですが、プロデューサーとして大成したトレヴァー・ホーン(以下トレヴァーH)のデビュー25周年記念コンサートで集ったこのYes、よくよく考えると超貴重なラインナップですね!

Chris Squire
Steve Howe
Alan White
Trevor Rabin
Geoff Downes

最初に観た時は「スティーヴもトレヴァー・ラビン(以下トレヴァーR)時代の曲をトレヴァーRと一緒に、しかもほぼバック・メンバー扱いでも、演れるようになったんだねぇ」と目を細めただけでした。
しかしこれ、Yesが混沌とし分裂した時の、1981〜2年当時のメンバーが揃い踏みです!
スティーヴとジェフはASIAを結成、クリスとアランはトレヴァーRとCinemaを結成→Yes再結成へと進み、袂を別った二組が、二十数年の時を経て一夜限りの融合を果たしていたんですね。
ジョン・アンダーソンがいないことも、当時を思い起こさせる大きな要素です。

トレヴァーHのお祝いなので、彼が絡んでいないASIAの楽曲が演奏されないのは致し方ないとしても、バグルスががっつり取り込まれたYes「DRAMA」から、1曲くらいやっても良かったんじゃないかなぁ。
でもトレヴァーHの、後の大メジャーぶりから考えたらDRAMA自体がマイナーでしょうから、ここにいる客にとってはなんじゃコリャですかね(笑)。
DRAMA好きですけど!

2015年7月7日火曜日

Christopher - By Alan White



Yes不動のリズム・セクション、その一翼を担ったアラン・ホワイトより、クリスの死去に関するメッセージがアップされました。
現メンバーでは最後のメッセージとなりますが、それが逆に絆の深さ、強さ、アランの悲しみの大きさを物語っていますね。

アランはずっと、クリスのファーストネームを、フォーマルな「クリストファー」で呼んでいたそうです。彼への尊敬と親愛を込めて。

1972年、ビル・ブルーフォードの脱退を受けて加入したアラン。
それ以前のキャリアは、ジョン・レノンのプラスティック・オノ・バンドなど、Yesとは異なる畑のドラマーでしたが、加入していきなり「危機」のツアーに駆り出され、ビルの穴を見事に埋めました。

構成・技術共にテクニカルな面が強調されるビルとの比較から、過小評価されがちなアランですが、シンプルで安定したリズムを提供しましたし、'74年の「Relayer」ではこれまで以上に複雑な演奏を披露しました。
そして何より、Yesを結成当初から守ってきたクリスの次に、長くバンドに在籍して共に支えてきた人です。

これでひと段落ついたというか、Yesもついに引き際かな、という実感が湧いてきました。
オフィシャル・サイトでは2016年ツアーのチケットまで出ていますけど・・・。

やはりYesにとってクリスの存在は、ジョン、ビル、スティーヴ、リックなどそれぞれのファンが思っている以上に大きいと思います。

2015年7月1日水曜日

Apple Music スタート!

テイラー・スウィフトさんに怒られちゃったMusicですが、本日0: 00より無料トライアルがスタートしました!

iOSは8.4に、Mac or PCのiTunesは12.2(こちらはまだのようです)へアップデート!
※0:00付近ではcoming soon表記でしたが、朝になったらiTunes12.2 UD可能になっていました。


MacのiTunes. 新しいアイコン!
iPhoneでは既に楽しめたMusic, MacのiTuneではエラー...
iTunes Radioはジャンルごとに統合されてシンプルなインターフェイスに。
Beatsの番組が一番上に陣取っています。

iPhone, iPadではApple IDを入力、個人/ファミリーの選択をすれば、直ぐに音楽をストリーミングして楽しめます。

少し前に始まったLine Musicも楽しんでいましたが、自分のライブラリ内容から、そして登録時の簡単な選択を進めていくと、痒い所に手が届くような選定プレゼンをしてくれるので、楽しさ・使い勝手は圧倒的にこちらに軍配があがります!

普段あまり聴かないようなジャンルに挑戦するにも、良い機会になりますね。
iOSをアップデート、アイコンが赤から白に、音符はグラデーションに

アーティス検索をかけて「Follow」ボタンをタップ。
聴きたいジャンルを選択していくとGenius機能のように
おすすめの音楽を提示してくれ、すぐにフルで楽しめます。

Chris Squire 1948-2015 – Tributes from his colleagues, friends and fans


クリス・スクワイアの訃報を受け、TwitterやFacebookなどで多くの反響がありました。
それらがYesオフィシャル・ページでまとまり、公開されました。

現Yesメンバーではジェフ・ダウンズがいち早くツイートしていましたが、スティーヴ・ハウとジョン・デイヴィソンのメッセージもようやくアップされました。
スティーヴからは「彼のいない将来を想像するのは難しい」と、簡潔かつ切実なメッセージが。
一番長くクリスと活動を共にしてきたアラン・ホワイトから、未だメッセージがないのは恐らく、誰よりも大きなショックを受けているからではないでしょうか...

Yesの一時代を築いた元メンバーは当然の事ながら、ジャンルを超えて多くのアーティスト、音楽業界の重鎮達からもメッセージが寄せられています。

これだけのメッセージを見せられると、彼がいなくなってしまったという現実が嫌になるくらいに迫ってきます。
ジョン・アンダーソン、トレヴァー・ラビンから「Brother」と呼ばれているのも涙を誘います。

彼のベースとコーラスを聴けないのは本当に寂しいですね。
YesをYesたらしめ、今まで存続させた、唯一無二の存在。

改めてご冥福をお祈りします。