1988年:Big Generator(代々木体育館)
1990年:Anderson Bruford Wakeman Howe(東京・横浜公演の全て)
1992年:Union(日本武道館)
上記の3ツアー以来です。
以前にも書きましたが、ABWHがYes本体に吸収されてしまった時点で失望し、一気に冷めた時期がありました。
その後’80年代のラインナップに戻ったものの、受けがあまり良くなかったからとYessongs時代のラインナップに…と迷走した’90年代中期までは、なんとも言えない気持ちで傍観していました。
その後’80年代のラインナップに戻ったものの、受けがあまり良くなかったからとYessongs時代のラインナップに…と迷走した’90年代中期までは、なんとも言えない気持ちで傍観していました。
’90年代後期になって、従来のメンバーに加えビリー・シャーウッド、イゴール・コロシェフが加わってきた辺りから、「お!」と思えるようになって、「Open Your Eyes」「The Ladder」は当時の愛聴盤になりました。
トレヴァー・ラビンの時期とはまた異なる、Yesらしさと新しいポップさの融合に「進歩」を感じました。
そしてジョン・アンダーソンが病床にいた時期に彼を脱退させてしまい、Youtubeヴォーカリストの時代となったわけですが、「Drama」の再来または「Adventures in Modern Recording」の続編とも言えるバグルズ・イエス、あれはあれで、また楽しめました。当時のヴォーカル、ベノワ・デイヴィッドも病気で離脱してしまいましたが、「Fly From Here」が出る前のツアー三昧だった時期に、彼とオリヴァー・ウェイクマンは頑張っていたと思います。
それでもずっと、ライヴには行く気になれませんでした。
そして今回の新作「Heaven and Earth」、以前のエントリーでも書きましたが、全く楽しめていません。
しかし、今回は行かなければと思いました。
何故かといえばこの数年、私の好きなアーティストが相次いで鬼籍入りしているからです。
遂にYesからもピーター・バンクスが逝ってしまわれました...
ビルは元気そうですが、業界から引退してしまいました...
ガリガリ(ヴェジタリアンだからでしょうが)で老眼で歯抜けのスティーヴ、激太りのクリス、失礼かもしれませんが、いつ天に召されてしまうか分かりません(笑)。
そんな理由もあって今回の東京公演は、追加は除いてすべて行く事にしたのですが、正直言って全く期待していませんでした。それ故に最高の感動を味わう事となりました。
スティーヴのギターは、若干もたつく所もありましたが、ネット動画で聴いていたものとは全く別物のようにキレがありましたし、殆ど歪みを入れない音色でロックができるギタリストって、やっぱりこの人スゲー!!と思いました。
再結成エイジアのライヴ映像をTVで見た際に、テンポは遅いは、なんか調子っぱずれに聴こえるはで、もしかしたら彼はもうYesでもエイジアでも「お荷物」なんじゃないかと思ったことがありました。(誤解のないように言っておきますが、彼は私の最初のギター・ヒーローです! 笑)
彼はエイジアを抜けて、Yesとソロワークに集中したことで、またスキルを取り戻したように感じました。
息子のディランとジャズ・トリオをやってる事も影響しているのか、若い時以上にソロパートでのフレージングにジャズが感じられ、またそれが非常にスムースにカッコよく聴こえました。
息子のディランとジャズ・トリオをやってる事も影響しているのか、若い時以上にソロパートでのフレージングにジャズが感じられ、またそれが非常にスムースにカッコよく聴こえました。
そしてクリスのベース&コーラス、やはりこの人がいてこそYesだなと、改めて感じました。
ABWHは全盛期の4/5が揃って、それは最高の体験、思い出ではあります。ビルのドラミングで聴けるYesナンバー、トニー・レヴィンの存在も本当に素晴らしかったと思います。しかしあそこにクリスが居なかった事で、やはりYesとは言えなかったんだな、と思いました。
アランもアルバムでは単調でつまらんと最近は常に感じていましたが、ライヴではさすがの迫力でしたし、ジェフもリックの代役にはならず、彼なりのYesでのキーボードを確立したようで安心しました。
そしてジョン・デイヴィソン。声量もあるし、クリアな高音で、本当に良いヴォーカリスト、フロントマンだと思いました。アメリカ人なのでジョン・アンダーソンの発音(クイーンズ・イングリッシュ+メンバーがよくからかっていたランカシャー訛りでしょうか?)とは違う所も当然ありましたが、ステージでのアクションを見ていても素晴らしいエンターテイナーの素質を感じました。
周りのお爺ちゃん達の落ち着いた衣装に対して、一番若い彼だけが'60年代のヒッピーのようでしたが(笑)、そのコントラストもまた面白く映りました。
ビルの初作曲となった超短い「無益の5%」、弾き始めPAに音が繋がらなかったスティーヴの「ムード・フォー・ア・デイ」で、ちょっとした笑いが起き、そんなハプニングも含め楽しい初日でした。
危機、シベリアン・カートゥル、ラウンダバウトでのテンポダウンもなく、心地よい緊張感を再現してくれたYes。
今日、そして明日も楽しみです!
周りのお爺ちゃん達の落ち着いた衣装に対して、一番若い彼だけが'60年代のヒッピーのようでしたが(笑)、そのコントラストもまた面白く映りました。
ビルの初作曲となった超短い「無益の5%」、弾き始めPAに音が繋がらなかったスティーヴの「ムード・フォー・ア・デイ」で、ちょっとした笑いが起き、そんなハプニングも含め楽しい初日でした。
危機、シベリアン・カートゥル、ラウンダバウトでのテンポダウンもなく、心地よい緊張感を再現してくれたYes。
今日、そして明日も楽しみです!
- Setlist -
・ブリテン「青少年のための管弦楽入門」
・Close to the Edge
・And You and I
・Shiberian Khatru
・Believe Again
・The Game
・Roundabout
・Cans and Brahms
・We Have Heaven
・The South Side of the Sky
・Five Percent for Nothing
・Long Distance Runaround
・The Fish
・The Fish
・Mood for a Day
・Heart of the Sunrise
・I’ve Seen All Good People
・Owner of a Lonely Heart
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