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開演前、みんな日影に隠れて客席はまばら。夏日でした! |
前日CITTA'川崎でのSteve Hackett単独公演に続き、22日は野音でのフェス!
CITTA 'に続き、撮影禁止...最近の多くの来日公演では、スマホでの写真くらい撮らせてくれるもんですけど、プロモーターの意向だとすると考えが古すぎですよね。
まず間違いなく、アナウンスにある「アーティストの意向」ってのはないと断言できます。Steve Hackett 2013年の来日公演以降のセットリストの変遷は、YouTubeで殆ど分かったし、それらはOfficialで紹介されたりしていますからね。
宿を川崎から赤坂に移して、チェックイン前に重い荷物だけ預け、朝からちょっと都内を散策。本当に不思議なもので、関東に住み、東京で働いていた頃には全く興味を持たなかった街が、今になってとても魅力的に感じ、帰省の度にいろいろ歩き回りたくなってしまいます。
仙台でのサミットや伊勢志摩でのG7という政治イベントが重なっていたので、都内のあらゆる場所が厳戒態勢。赤坂から日比谷に向かうまでは、永田町界隈を抜けていくので、数十メートルごとに警官がいるようなありさま。カメラをぶら下げていたので一度だけ「観光ですか?」と声をかけられましたが、幸い職質を食らうことはありませんでした(笑)。
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オノボリさんです(笑)お巡りさんがいっぱいいました。 |
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日枝神社。エスカレーターがあるのに階段で昇って筋肉痛
神前式日和でした。 |
日枝神社など適当に寄り道をしつつ、2時すぎくらいに日比谷公園に到着。永田町には何にも食事処がないので、出がけに赤坂で飯を食っておけば良かった...と後悔しつつ腹を空かしていたら、ラッキーな事に日比谷公園でビアフェスタを開催しているではありませんか!
ジョッキ1杯と、シュリンプ&チップスでなんとか腹を満たして、いざ野音へ!
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恵みのビアフェスタ!このおかげで腹と喉を潤せました! |
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鳩に狙われるワタシの飯(笑) |
入場の列がかなり長くなっていて、なおかつ開場時間になっても進まないので、脇にそれて木陰でのんびりしつつ入場。
ステージの中央にはRoger Dean書き下ろしのイラスト幕がドーンと垂れていましたが、正直なところ、このメンツでRoger Deanの絵はあまり似合わない気がしました。Yes主催の「Cruise to the Edge」という、クルーズ船のプログレ祭も彼の絵が使われてますから、まぁちょっとした賑やかしでしょうかね。
会場後方の日陰を探してチンタラしていたら、開演10分前にいきなり轟音が響き渡りました。Opening Actの原始神母がプレイを始めました!
トリビュート・バンドは全く明るくないのですが、彼らの演奏にはいきなり圧倒されました。
2人の女性コーラス、全曲には参加しない男性ヴォーカルも含めると8人編成。
覚えているところでは「One of These Days」からスタート、数曲挟んで「Time」「The Great Gig in the Sky」そして大曲「Atom Heart Mother」でシメ。そんな流れだったと思います。
ちょうど陽が傾き始めたタイミングで、ステージからはスモークが焚かれていた事もあり、なかなか良い雰囲気が演出されて、会場もかなりあったまった感がありました。
機材の入れ替えで20分前後のインターバルが入り、次はSteve Hackett。準備中から管楽器担当のRob Townsendがずっとステージに上がって準備していましたが、殆ど誰も気づかず(笑)。
2番手で、翌日は大阪公演、ということから想像するに、CITTA'とは違うセトリになるんだろうなと予想していたら、やっぱりほぼ半分くらいの短縮版になっていました。
ソロ曲は新作「WolfLight」から3曲、「Loving Sea」の曲紹介の時には、客席の左隅に立っていた奥様のJo Hackettさんを「My Darling Jo Jo」と紹介していましたが、こちらもあまり伝わらなかったのか、盛り上がりはイマイチ。
演奏は全く文句はありませんでしたが、私の場合はどうしても前日との比較になってしまうので、この日は「こんなもんか...」という感触でした。
「Firth of Fifth」の終演後、会場内は大盛り上がりでアンコールも求められましたが、この日はあっさり終演となりました。
私の一番の目当てがSteve Hackettで、そのパフォーマンスが、フェス用のショート版で肩透かしだっただけに、大トリのCamelには想像以上の感動がありました。
Camelも単独公演のショート版だったようですが、私はそちらには足を運べませんでしたので、Camel入門として最高のパフォーマンスを魅せてもらったと感じました。
なんと言っても長身のAndrew Latimer、彼のパフォーマンスが最高でした。
そして現ラインナップでは一番の古株、Colin Bassとの掛け合いも息が合っていて楽しげで、その良いムードが客席にも伝わってくるようでした。
Gibson Les PaulとVOXアンプの組み合わせの彼のギター・サウンドは繊細にして極太、そしてブルーズ・フィーリング溢れるフレーズの数々がいちいち琴線に触れて、少年期にFMで耳にした程度の曲でも「ヤベー!カッケー!!」となってしまいました。
比較は良くないですが、サスティナーのためにフェルナンデスのレスポール・タイプに乗り換えたHackettのギターより、音色も、演奏の自由度も、貫禄も、勝っていたように思います。
HackettもGibsonに戻るべきだと思ったくらいです。
Camelは「Snow Goose」と「Mirage」が愛聴盤ですが、その他はほぼ知らないという、うつけ者です(笑)。
今回、彼らのライヴを体験できたのを機に、ちゃんと聴かなくては!と気持ちを新たにしました。
会場では鳥のさえずりが漏れ聞こえ、揚羽蝶や蜻蛉が飛び交い、演目の進行と共に陽が沈んでゆくという、Fesならではの独特の雰囲気を体験できました。
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演奏中はさすがに撮影できませんでした(泣)
すべての演奏が終わった直後。 |
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最後にステージの近くまで寄って、お片付けのシーンを... |