2014年1月25日土曜日

Chris Squire / Fish Out of Water







「未知への飛翔」。長風呂の遅刻魔クリス・スクワイアに付けられた(のか自ら名乗ったのか)アダ名がFishでした。

実は私この作品、皆さんが言うほど今まで評価出来ていません。
正直いまも「そんなに傑作かあ〜?」という感じです。

オープニングの「Hold Out Your Hand」から連続する歌もの「You By My Side」に心掴まれなかったクチだったんです。

特に「Hold〜」は歌メロに魅力を感じなかったし、このアルバムに限ってクリスの声が好きになれず、なんだかなぁと、ずっと感じていたのです。イエスでのコーラスにはクリスの声は必須だとずっと思っているのですが。。。

参加アーティストが豪華なのも魅力のハズなんですけどねぇ。

大好きなビル・ブルーフォード、パトリック・モラーツ、クリムゾンからはメル・コリンズ、カンタベリー・シーンで活躍したジミー・ハスティングスなど。

改めて腰を据えて聴いてみると、3曲目以降が本気モード、冒頭の2曲はプロローグ、序章だな、と思えてきました。

ここからが真骨頂ですね。ビルのドラムもセッション参加とはいえ「らしく」なってきますし、オルガンとベースの絡みも疾走感を伴ってきます。

LP B面のLucky Sevenになると、Yes流に整えたCrimsonという雰囲気で始まります。

ラストのSafe(Canon Song)では11拍子のシンプルなリフを土台にベース、ギター、ドラム、管弦楽などが徐々に盛り上げていき〜の、大団円。

Yesで言えばStarship Trooperの「Würm」、Genesisだったら「Supper's Ready」の「Apocalypse 9/8」、Steve Hackettの「Shadow of the Hierophant」にも通ずる繰り返しのトリッピーな「麻」力が、壮大なスケールで展開されます。

いろいろネットを見ていると、1975年当時のイエス・メンバー「ソロ作プロジェクト」の中で本作が一番イエスらしい、という声が多くありますが、僕は一通り聴いて(すみません。アランのだけ未聴です、おそらくこれからも)多くの作品がイエスの1ピースではあるけれど、誰の作品もイエスらしいというのは当てはまらないように感じています。
クリスの本作は、5作品の中ではまぁ評価されて然るべきものだと思います。と同時に、歌メロが単調で薄い、歌唱にも感情移入できないという点が弱いとも思います。

それでも唯一の、一度としてYesを離れなかった男の作品だなぁ、という説得力も強く感じました。

一方、単純に音楽の総合力で一番だったのは、今でもパトリック・モラーツの「Story of i」だったと思っていますが、彼の作品は果たしてYesの1ピースか?と考えると少し違う気がしますね。

スティーヴの「Beginnings」は、アレは別の楽しみですねw
ファンの贔屓目かもしれませんが、冒頭曲の「Doors of Sleep」やラストの「Break Away It All」なんかはメロディ・メーカーとしての才能を発揮していると思います。
しかしスティーヴの場合は歌がアレなんで・・・オーストレイリアァ〜♪






2014年1月21日火曜日

Classical Gas 聴きくらべ

1968年、メイソン・ウィリアムスよるギター・インストルメンタルの名曲「Classical Gas」。これまで本当に多くのギタリストによってカバーされてきました。

こちらは1968年のオリジナル版。
そしてこちらは2012年、ご本人とエレクトリック・ハープ奏者との共演。


僕にとっての「2大スティーヴ」ハウさん、ハケットさんも演っております。


先ずはハウさん。1979年のモントルー・ジャズ・フェスティヴァルにアコギ一本で出演た際の演奏です。こちらは十数年前に日本国内でも映像ソフトが発売されましたね。今はどうなんだろう?
スチール弦のアコースティック・ギターでの熱演です。

続いてハケットさん。クラシックギターでの見事な演奏です。ナイロン弦ならではの暖かみと憂いのある音色ですね。途中から彼自身の曲「Black Light」に繋げたメドレーとなっております。Black Lightも名曲!



最後はオーストラリアの超絶アコギおじさん、トミー・エマニュエルの演奏です。 チェット・アトキンスの影響が大きいとの事ですが、同じくチェットを敬愛しているスティーヴ・ハウの演奏とはまた違う凄みというか、個性がありますね。

この曲はクラプトンなんかもカバーしてますが、本当にギターの名曲ですね。

2014年1月18日土曜日

大江戸捜査網のテーマ

朝日新聞出版で大江戸捜査網DVDコレクションが創刊という事で、最近CMでよく耳にするこの曲。1970年からテレ東系列で長期放映されていたというこのドラマ、殆ど見覚えはないのですが、何故か音楽は耳に残っていました。とても懐かしカッコイイ。故 玉木宏樹さん作曲。
学生時代にかじったブラスバンド心をくすぐられます。

死して屍 拾うもの無し

iTunes Store


2014年1月16日木曜日

Blur行けませんでした。

ずっと前のエントリーでブラー来日に触れましたが、今回は全くクジ運がなく4度応募してもカスリもしませんでした。ヤフオクにもチケット出ていましたが、もう気分も萎えてしまったのでスルー。残念ですが縁がなかったという事で。